第21話 『021 イノシシの子供』

『021 イノシシの子供』


 夜になってハウスイーターに、初めて寝る。


 オガーナも俺の横にベッドで寝た感想は、素晴らしいだった。


 森のなかでこんな素晴らしいベッドで寝れるとは夢のようです。


 ハウスイーターにはお礼を込めて、床にドライフードを置いておく。


 吸収して食べてくれるだろう。


 外にはシロ、シルクが監視しているので、2匹は外で寝る。


 中に入りたいかは、わからないのは言葉は話さないから。


 そして翌朝になって判明したのは、牧場に変化が起きた。


 イノシシの様子を見に行った時。


「あれ、子供のイノシシだぞ。いう生まれたのかな?」


 なんと子供のイノシシが柵の中にいた。


 しかも何匹もいる。


 妊娠していたのかな?


「オガーナは気づいていたかい?」


「いいえ。今日知りました。でも変ですね。赤ちゃんにしては大きいです。すでに子供の大きさです」


「成長が早いのか」


「早いです。何か原因があります。たぶんですが、ドライフードではないかと思います」


「ドライフードが。俺のドライフードに妊娠させる効果があると?」


「はい、妊娠だけではなくて、成長も早いのです。イノシシの子供は大きいですから、それしか考えられません。木のマンゴーランドにも影響が出るかもです」


 本当かどうか定かではないが、ユニークスキルのドライフードを食べて子供が出来て増えたと。


 まだ信じられないが、本当ならば嬉しい話だ。


 牧場を作るのだから、数は増えた方がいい。


 増えれば増えるほどに、牧場は面白くなるからな。


 そのままマンゴーランドの様子を見る。


 数は増えていないが、近々増えるならドライフードの影響と思えるな。


 役に立たないユニークスキルだと思えたペットフード。


 しかし使い方によっては、とても面白くなるスキルみたいだ。


 普通に家を建築するとして、何ヵ月もかかる。


 それも建築職人さんが数人もいて数ヶ月だろう。


 ハウスイーターは数ヶ月を得ないで、一気に牧場に家を与えてくれた。


 これで牧場生活も安定してくるだろう。


 次はもっと牧場を増やしたい。


 牧場でまったりと過ごす気分だった時にオガーナから、


「危ないユウタ、下がれ、矢が来ます!」


「えっ、矢! 矢ってあの弓矢ですか!」


「誰が牧場に向かって弓矢を放ちました」


「本当だ、矢だな」


 牧場が攻撃されました。

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☆☆☆をもらえると


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