第20話 『020 ハウスイーター』
『020 ハウスイーター』
家の魔物は静かに停止し、攻撃はしなくなった。
イノシシと同じ状態だな。
危ないところだった。
オガーナのヒントがなければ、家に吸収されていたのだ。
想像しただけで、震えてしまう。
「危なかったよ。オガーナのおかげだ」
「私も不注意でした。森には変な魔物もいます。ハウスイーターという魔物です」
「ハウスイーターか。恐ろしい魔物だったな」
「この魔物はどうしますか?」
「置いていくけど」
「牧場にはユウタは住む家がないと言っていた」
「いや、これは家ではない、魔物だ。住めない」
「今はユウタのドライフードをたべているから、住めると思う」
「えっ、住めるかな」
確かに牧場に家がないから欲しいとは思っていたところ。
家を作る準備もする予定。
オガーナから言われたのは、ハウスイーターは棲めるのではという質問だった。
ドライフードを食べると俺の命令を聞くようになるのは、イノシシと木のマンゴーランドでも実証されていた。
ただ家の中に入るわけで、不安は消えないが。
もう一度入ってみるかな。
「家として住めるか、ここで試験をしてみよう。もう一度入ってみて決める」
「どうぞ」
「オガーナもだよ」
「私もですか」
「そうです」
オガーナも一緒に入る。
俺だけでは不安はある。
扉から中に入ると、部屋は元の綺麗な部屋。
何も起きない。
オガーナと相談して、大丈夫そうだと判断する。
移動するのはできるかなと話し合って、問題なく移動可能だと。
常に移動もしているはずだとなった。
「ハウスイーターよ、俺について来てくれ」
「移動してます。大丈夫です」
牧場に帰る。
ハウスイーターには牧場の付近に停止してもらう。
「ここに止まってくれ」
「牧場が急に発展しました」
「そうだな、家が出来たからな。今日からハウスイーターに寝る」
ハウスイーターの差に入り、2階もあった。
2階にはベッドがすでにあった。
「ベッドがある。便利だな」
「ふかふかで柔らかいです」
「夜はベッドに寝よう」
なんとハウスイーターの2階には寝室があり、ベッドが用意されていたのは驚いた。
新しい牧場の住人だ。
シロはいきなりハウスイーターが来てびっくりしていた。
◇牧場
イノシシ
魔物
オガーナ
オーガ族
女
シロ
山猫
オス
シルク
山猫
メス
マンゴーランド
植物の魔物
ハウスイーター
家の魔物
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