第14話 『014 シロ、シルク』

『014 シロ、シルク』


「山猫に牧場の監視役をやってもらおうと思うが、オガーナはどう思う?」


「監視役を任せると。いい案でしょう。山猫は夜行性にもなれるし、視力もいいです。不審者は発見するのは得意です」


「よし決まりだ。山猫は今日から牧場の住人だ」


「住人ならば名前も必要です。オスとメスです」


「名前か。考えていなかった。そうだな、名前は毛が白い。シロとシルク」


「シロ、シルク、よろしくオガーナです」


「俺はユウタだ」


 シロとシルクと名前をつける。


「オスがシルクですか?」


「メスがシルクだ」


 静かになった。


 オガーナとも仲良くなればいいが、大丈夫かな。


 朝であるから朝ごはんにした。


 俺はジャーキーを取り出して食べる。


 ジャーキーならば俺も食べられる。


 水も一緒に飲みたいが、コップがないため、川にまで飲みにいくことになる。


 そのうちコップや皿も欲しいところだな。


「それ、私も食べたい」


「ジャーキーだよ、ペットフードだ」


「美味しい! ドライフードよりも、もっとちょうだい」


「まだある」


 俺が食べたジャーキーは美味しいと。


 ジャーキーの方が値段が高いと思ったし、犬もジャーキーが好きだ。


 犬はあまりジャーキーを食べると、他に食べなくなるのはあるから、シロには出さないとした。


 シロは俺を見ていて、欲しそうにしているけど、またの機会にしたい。


 朝ごはんは食べたから、柵の修復をしたい。


 昨日岡の活躍によって作った柵は半分は壊れていて、シロとシルクによって破壊されてしまったのを修復する。


「悪いが柵の修復をお願いしたい」


「修復しないと壊れています。ジャーキーをもらえれば修復します」


「ジャーキーで修復する?」


「します」


「はい」


 オガーナにはジャーキーをあげるからとして、柵の修復をしてもらうのを納得させた。


 俺としてはジャーキーは出せるから、問題はなかった。


 ジャーキーが気に入ったらしい。


 俺は仕方なく食べた感じだ。


 できればパンやコメを食いたい。


 まあ町にでも行かないと食えないだろうが、俺が町に行くか未定だ。


 転生してまだ3日くらいかな。


 異世界で牧場を作るのは進みそうだ。


 修復してもらい、シロは気まずい顔だな。


 自分で破壊したのを知っているからな。


「シロ、柵は破壊力してはいけないよ」


 俺が忠告したら、シロはわかりましたという風にした。




◇牧場


イノシシ

魔物



オガーナ

オーガ族



シロ

山猫

オス



シルク

山猫

メス


ーーーーーーーーーーーー


☆☆☆をもらえると


頑張れます


面白いと思ったら


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