交換小説

マー坊

プロローグ

 にゃーん。窓の外から半野良でこげ茶色の猫、ウッキーが鳴いている。モミーはそれにいち早く気づいて、近くで寝転がり3DSをプレイしているヨヒーに問いかける。


「ヨヒー、ウッキーに餌あげてないの?朝は私が餌あげたんだから。あげといてね」


 ヨヒーはめんどくさそうに半分体を起こしてモミーに言う。

◆◆◆◆◆◆◆◆ここから二号 

「あげたよ。撫でてほしいんじゃない?」

「そうかぁ。」

 モミーは少しうれしそうに言って、窓を開けた。

 すると、ウッキーが入ってきた。


「なでてほしかったのかぁ~。かっわいいなぁ~。う~きうきうき~。」

「あのさぁ。いい加減その撫で方やめてもらっていい?きもいよ。」

 ヨヒーがうんざりした顔で言うと、モミーは少し考えて言った。

「そうか。猫の名前がしろだったら、し~ろしろしろ~に、なるのかぁ。

あはは、おもしろ。ね?ウッキー。」

 「…」

ウッキーは眠たそうな顔をしている。

◇◇◇◇◇◇◇◇ここからマー坊

「ぬっ。やっぱり可愛いなぁ…。野良だからちょこっとくさいけどっ!」

 

 モミーがそう零すと、ヨヒーはやっと3DSから手を放して、ウッキーとモミーの隣に行って言った。


「あ、それは言っちゃダメでしょ。ほうら、ウッキー悲しそうな顔してるよ」

「えぇ?それはいつものことでしょ?ふっくらとした体にこげ茶色でふさふさした   毛、目は黄金色で垂れ目。それがウッキーの特徴」


 モミーは少しもウッキーから目を離さずに、うっとりと言った。


「うん。そうだね。でもあともう一つ。ほら、ウッキーの肉球」

◆◆◆◆◆◆◆◆

「KITANAI」

「ごめん、聞こえなかった。」

「ふッ…!」

モミーは笑っている。

「…やっぱりジャギィノス倒せなかったや…。」

しれっと話題をそらした。

◇◇◇◇◇◇◇◇

それでもモミーはどんな話題にだってついてくる。


「ん。ジャギィノス?私は倒せるよ!ちょいとやらせてみぃ!」

「………」

「ぬ。おぬし私の言うことを無視するか。許さんぞぉ…!」

「ん?なに?ごめん今集中してるんだ」


ヨヒーのその言葉にモミーは半ば呆れてまた話し出す。


「うぅーん。うちの3DS悲しいことに【R】ボタンが聞かないからなぁ…

 ダッシュがきかないって!致命的だよホント…」

「………」


相変わらず無視をするヨヒーをモミーもまた無視して、喋りだす。


「ね、明日は学校だけど。宿題やった?」

「やってないけど」

「はは、またか。遅刻はしないようにね」

「何言ってんの。するにきまってるじゃん」

「ハハハハハハハハハハ」 乾いた笑い。


こんな他愛もない言葉を交わすモミーとヨヒーは、これから何が起こるか、何も知らなかったのである。





◇◆あとがき◆◇

こんにちは~。マー坊と2号で~す。

このお話、ぜ~んぶアドリブなので、どんな風にお話の展開が転ぶか、わかんないんですよね~(笑)

投稿頻度は不定期!次もお楽しみに~

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交換小説 マー坊 @wu-tang

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