雲の向こう

木こりの肩に、埃まみれの頭を知っててピンッと張った羽毛にくるくるする

仲間に渡したチャイム

砂と呼ばれる瞑想 波と呼ばれる幻惑

止まっていた時計が動き出す時はマイペース

ずっと凪いでいた、平成の合併がギリッギリのところでマッチを擦った

赤さ透過する夕霧を、、窓ガラス越しに俺のぼうずが見つけるさ


おすすめに教えてもらったチーズケーキ屋は

私の目を壁のどこかで受け止めてスキップしてそう⚪︎けん、丸いボタンのところで振り返ると踊ってた

たった一度でも雨に肩を垂れたことがあれば、思い出すのだ。歴史家は女学校前のハローワークで挨拶する芸を覚えたらしいし

短い夜を待ちきれずにダブルワークのマネージャーは湯船の鉄板を磨き始める


火おこし越しにお辞儀をしてパッと隠した両手の境界は落ち込んでいて自分の肌と蜂蜜が洗面台の反対に垂れていった

長屋からあの強そうな姿見が飛んでしまって久しいな

足音もゴツゴツとして息巻く。アコーディオンの蛇腹はほろ酔いに我慢できなくて赤い鍵盤にくぐもった息を込めてそう、⚪︎減する

だって、足もないんだぜ

3つの砦は使いを立てて異議申し立てる


乱!

井戸汲みのぼうずは、焦げた頭巾の紐を結び直す。彼らの森を流れる水の奥にキラキラする。そこにはまな板があると首をふらずに答えた

そこには武士の骸が眠っている

ありったけの息を声にして、吹きかけるが

どこにも見えなかったが

そう、それが草原のこと


そうけんならん




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盛夏 夜鷹掌 @Hokerikon

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