第84話 低能
「お~い。クソデブ」
「あ、あ?な、な、なんだよ?お前?」
「カオルでーす!よろしくぅ。」
カオル、モモ取り憑きバージョン。
「なんだよ?なんだよ?なんなんだよ?」
「お前こそ何してんの?クソデブ?」
「ち、ち、近づくな!う、う、撃つぞ!撃つぞ!本物だぞ!」
「本物じゃなくておもちゃだったら大笑いするよ!アハハ!アハハ!アハハ!」
「近づくな!近づくな!近づくな!近づくなって言ってるだろ!」
それでも近づく。
「こ、こ、この野郎………撃つぞ!撃つぞ!撃つぞ!」
「何回言うの?撃ったらいいじゃん?あ、もしかして撃てない?撃てない?撃てない?撃てないんだ!だからひよってるんだ?アハハ!アハハ!アハハ!」
「こ、このクソ野郎………撃って、撃って、撃ってやるよぉ!」
バキュンっと撃った弾はカオルの頬をかすめ、血がダラダラと流れる。
「ほ、ほ、ほら?撃てるだろ?撃てる。撃てる。怖いだろ?怖い………」
すたすたすたすたすたすたすたすたっと当たってることすら無視して犯人の元へと近づくカオル。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て!お前怖くないのか?死にたいのか?死にたいのか?死にたいのか?死にたいのか?」
犯人の目の前にやってきた時、
「カオル、バトンタッチ」
「サンキュー。モモ。」
カオルの自我が戻る。そして
「てめえごときが死にたいとか喚くんじゃねーよ!低能!低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能低能」
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