第83話 嫌な人生
落ち着きまくるオレらと違って周りは大パニック。遊園地中に人が一気に出口に向かって走っていく。その姿をドリンクを飲みながら見つめるカオルとハナ。
「犯人は何が狙いだ?」
「え~と、」
「俺はな!職も失い彼女もいない!そんな人生にピリオドをつけるためにここに来たんだ!この女を殺してオレも死ぬ!嫌な人生にピリオドをうつんだよ!」
「嫌な人生?」
その言葉にイラっときたカオル。
「どうする、関わる?けど人助けは意味ないからね。」
「だな。けどアイツムカつく。人生に、嫌な人生に、ピリオドをうつ?嫌な人生?嫌な人生?嫌な人生?嫌な人生?嫌な人生?それオレの前でも言えんのかよ?」
「助けというよりイライラを止めにいくんだね?私も行くよ!死ぬ時は一緒だからね!」
「なぁ、モモ?」
「何さ?」
「お前オレに取り憑いてるんだろ?」
「そうだよ?」
「ならオレの身体を乗っ取るくらいできるよな?」
「まぁ、普通に。」
「乗っ取ってくれ。であのクソ男の近くまで行って解除してくれ。」
「何?人助け?ポイントにならないよ?ポイントにならないことに私付き合いたくな」
「アイツはオレがいるにも関わらず、嫌な人生って言いやがった。
父親に虐待され母には捨てられ妹は失くし幼なじみも捨てた、そして死神のモモと契約しているオレの前で嫌な人生って言いやがった。ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく、だから思い知らせてやるんだ。本物のクソな人生ってヤツを。」
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