第76話 狂った返答

「おはよ。」


「おはよ。」


「いい天気だね。」


「確かにいい天気だな?けど曇りくらいがいいけどな。」


「確かに!けど冬だからまだ日焼け止めは塗らなくていいよね!しかもけどさ?曇りだと寒くない?寒くない?寒くない?寒くない?寒くない?寒くて抱きついちゃうかも!」


「抱きつくのはいつもだろ?あと冬でも紫外線はあるぞ?」


「むぅ。いけず。そんな論破しなくても。」


「普通のことを言っただけだ。」


「ね!そんなことより!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!今日はデート!ねーねー!カオルは白好きでしょ?」


「まぁ、白はいいよな。白なら何でもあう。」


「じゃあ白い服装でいくね?フワフワの白い服装でいくね!何処いこうかな?遊園地?水族館?動物園?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処にいこうかな?何処に」


「なぁ、ハナ。」


「何?」


「オレ考えたんだよ。」


「何を?」


「殺人は確かに確実だ、だけど時間がかかりすぎる。お前が産んでまた産まないと出来ないことだ。」


「だから?」


「だから考えたんだ。殺人の次にポイントが高かったのは拉致監禁、なら拉致監禁する相手を今日探してもいいか?」


「もちろん!探そ!探そ!」


狂った質問に狂った答えで返す。

ここに正常なんてモノはないのだから。

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