第77話 人間じゃなくなる

「よし!決めた!遊園地だ!」


「開いてんの?」


「開いてるよ!」


「当たり前じゃん!遊園地だよ!開いてない訳ないでしょ!」


「訳ないことないけど………」


「とりあえず遊園地に行くよ!だから用意して!」


「はいよ。」


「あ、待って!」


「何だ?」


「私が考える!服装!」


「別にいいけど。」


「あ、服!全然種類ないじゃん!黒ばっかり!」


「服に興味ないんだよ。」


「他にも興味ないくせに!」


「うるせぇ。」


「とりあえず黒一色にはなるけど仕方ないよね。私が白だから!統一がとれるね!」


「とれんのか?」


「よしっ!着替えたし私の着替え!あ、着替えさせてくれる?」


「別にどっちでも?」


「下着も勝負下着なんだよ?見る?」


「いや、昨日みたし。」


「昨日見えた?暗闇でしたから見えないんじゃない?」


「まぁ、ほんのりだけどな。」


「なら着替えさせてよ!」


「別にいいけどって。言ってんだろ?」


「よしっ!じゃあ私の部屋に行こう!」


「あの部屋にいくのか?」


「自分いっぱいだよ?」


「だからコエーんだよ。」


「怖いとかあるんだ!」


「あるわ。まだ人間だからな。」


まだ人間。もう人間じゃなくなるみたいな言い方。だが確かにその通りだな。

オレは人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、人間じゃなくなる、じゃあ何になるのか。分からないけど。まぁ、いいだろ。

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