第74話 自分の命

「ひったくりが30ポイント。なるほどね~。あんまり効率的ではないね。」


「だな。オレもこの表は初めて見た。」


その表にはあらゆる犯罪が書かれていた。

誘拐、強盗、ひったくり、暴力、放火、そして殺人。


「やっぱり殺人が一番点数高いね。」


「やはり命を奪う死神として同じ命を奪う行為はポイント激高なんだよね!」


「やっぱり殺人は必要だね。うん?どうしたの?カオル?」


「なぁ、モモ。この拉致監禁は日が経てば経つほどポイントがあがるのか?」


「上がるよ!1日1日上がっていく!」


「何?誰か監禁するの?」


「それもアリだな。」


「じゃあいいカモがいるじゃん。」


「え?」


「サキ。サキだよ。」


「サキ?」


「カオルが言えばすぐ来るでしょ?で監禁したら………ポイントたまる。いい案じゃない?」


「かもな。アイツに口が無ければ。」


「あぁ、うるさいか。そこ問題あるね!」


こんな酷い会話に付き合ってくれるのはハナだけだな。マジで。


「あと、もう1ついいか?モモ。」


「何?」


「殺人は殺人でも自殺で俺が願いを残して死ねばそれは叶うのか?」


「うん!自殺でも命だからね!叶うよ!遺言としてね!」


「そうか。自殺でもあ」


「ナシだよ。」


「え?」


ハナは口づけをする、そして


「カオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせないカオルは死なせない死ぬなら私も死ぬから」

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