第68話 偽善者
「か、カオル………」
「聞こえないのか?耳ついてないのか?もっかい言おうか?消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ」
「きょ、今日は帰るね………」
「もう俺に関わるな。」
「え?」
「お前に俺に関わる必要はないだろ?だから」
「必要はある!だから」
「幼なじみだからとか言うんだろ?うんざりなんだよ?その気持ち悪い正義感!」
「気持ち悪い………」
「お前は光の存在だ。俺とは違う。俺は闇だ。だからついてくるな。引っ付いてくるな。行くぞ。ハナ。」
「うん!カオル!」
「ちょ、ちょっと!カオル!」
「お前に俺の気持ちは分からない。お前に俺の計画は分からない。お前には俺の全てが分からない。だから来るな。だから来んな。だからほっとけ。お前とも縁を切る。」
「ちょ、ちょっと待って!カオル!」
「行くぞ、ハナ。」
「うん!」
恋人繋ぎで歩く2人。
「私は認めないよ!縁は切らない!絶対に!私はカオルを助けるから!」
叫ぶように彼女は言った。
「ハナ」
「何?」
「食ったらもっかいしよう。」
「うん!何回でも!出来るまで!赤ちゃん出来るまで!私はするよ!」
「カオル!カオル!カオル!絶対に助けるから!絶対に元のカオルに戻すから!」
「最後に言ってやるよ。この偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者偽善者」
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