第63話 2人目
「お前いつからそんな狂ったんだ?」
「狂った?いや狂わされたのはアナタのせいでしょ?カオル?」
「オレ?」
「私が初めてアナタを見た時衝撃が走った。これが恋なんだって。」
「いつの話だ?」
「中学」
「お前違う中学だろ?」
「知ってくれてるの?嬉しい!」
「お前が中学にいないから分かるんだよ。」
「学校終わりの通学路、少し家から離れたところにアナタはいた。アナタは輝いてみえた。それからの日々は最高だったよ。毎日毎日カオルの写真撮って撮って撮って、それを保存して見返して。それの繰り返し。だから高校が同じになった時は神様っているんだって思ったよ。」
「で?」
「一人暮らしを始めた私は部屋をカオル1色にするため。一緒に生活をするために大きな家に住んだ。いつか絶対にカオルを持って帰ってくるんだって。そして今それが叶ってる!アハハアハハアハハ!最高だよ!」
また笑う。その笑いかたは悪魔にでも取り憑かれているかのようで。取り憑かれているのはカオルのほうでこっちは死神なんだけどな。
「ねぇ、ウズウズしてきた。もういいでしょ?」
「お前………」
服を脱ぎだし裸になるハナ。
「ゴムなんかいらないよ。早く赤ちゃん作ろ?1人作って2人目殺して夢叶えてもっとたくさん赤ちゃん作って皆で暮らそ?」
近づいてきてキスをするハナ。もうめちゃくちゃに舌を入れてキスをする。キスをしてキスをしてキスをする。
「私でもたててくれるんだね?ありがと!私身体はそんなに絞れてないけど胸はそこそこあるから色々出来るけど、もう生で入れてきて。生で。生で入れてきて。躊躇う必要なんかないでしょ?早くしないとカオルの願いが叶わないよ?2人作らないと私は許さないから。」
頭をかきむしりながらカオルも服を乱雑に脱ぎ捨て頭を空っぽにして猿のように腰を振った。
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