第47話 イカれてる2人

「とりあえずお前はヤッてくれんのか?ヤッてくれないなら他をあたるから。」


「何?他をあたるって……この学校に私みたいなビッチはいないよ?」


「自分でビッチって認めんだな。そのことはスゲーと思うわ。」


「じゃあどうやってその欲求をぶつけるの?」


「昨日出来た彼女にぶつける。てかもうぶつけた。昨日生でヤッてるし。」


「…………久々だよ。私がひいたのは。」


「ビッチがひくなよ。」


「彼女いるのに私のとこに来たの?意味分かんない。」


「少しでも可能性を上げるためだよ。」


「何の?」


「子供が産まれる可能性。」


「待って。私が言ってもいいか分からないけど言っていい?」


「いいぞ。」


「クズだね。」


おぉ、学園の性処理女にまでクズと言われた。死神にも言われてもうクズイズトップなのではないか?


「クズだな。理解してる。理解したうえでもう1度お願いしてもいいか?」


「私に?犯罪の片棒を担がせるの?」


「犯罪は、罪は、全部お前にはいかない。俺が全部受け止める。悪行は全て受け止める。その条件ならどうだ?」


「……………」


「ていうか今日の人数は?」


「人数?」


「ヤッた人数。」


「今日?今日は…………まだゼロだよ」


「昼過ぎなのに珍しくないか?」


「まぁ、初めてのことだね。」


「お前は1日に何回も発電しないと生きていけないイカれた女だろ?ヤレなかったら今日の夜ヤバいんじゃねーか?」


「それは………」


「なら目の前の俺をむさぼり食えばいい。ゴム無しで滅茶苦茶すればいい。」


「そうすればお前もハッピー。俺もハッピー。皆ハッピー。」


「ハッピーになれる?後々………」


「ハハ、学園の性処理女が後々とか気にするんだ?後々とか気にすんな。だからどうする?ヤるか?ヤラないか?どっちだ?」

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