第44話 現代の闇
登校は別々にしよう。そうメグミに言った。
付き合ってることがバレたら後々面倒になるのはお前だろ?
そう言うと彼女は、うん。分かった。といって後から出るね、っと言って別れた。
「ニンゲン~」
「なんだよ?」
「今日はミツルギに会いに行くの?」
「まずは作戦会議からだ。いつもの場所に行く。」
いい加減閉めればいいのにこのドア。そしたら俺みたいなバカが入れないのに。と思いながらまた屋上へと足を運ぶ。
「ミツルギ ハナ 17歳 保健室登校してる女子生徒だ。」
「へ~、何かこんなこと言ったらダメとかないか!死神だもんね!何かビッチっぽくないね?もっとビッチ感あると思った!」
「確かに。地味だな。だけど書き込みには、お願いしたらマジでヤッてくれる。
意外と乳デカイしムラつく。何回でも出来るわ。
けど、1回しか出来ないのが欠点だよなー
1回きりでどれだけ満足出来るか、それは人によって違うよなー
だってよ。」
「1回しか出来ないの?なら赤ちゃんムリじゃない?」
「生で何回でもヤれば出来る確率は上がる」
「ふ~ん。けど、保健室登校なんでしょ?よくセンセーとかにバレずに行為出来るよね?」
「保健室の先生はミナモト ツルギ。通称生きる屍。やる気も元気も全くなく仕事に対してのやる気なんて微塵もない、そんなヤツだ。だから簡単に出来んのかもな?」
「ニンゲンの学校、結構荒れてるんだね?」
「普通だろ。今時。教師が不足した世の中、少しでも足しになればと用意された人材がそんなクズでも喜んで雇う。それが今の日本だろ。誰1人として未来に希望なんか持ってねーよ。だから自殺が多いんだろ?日本は。豊か豊かといってはいるが豊かなのは一定層のみ他は皆バカ見てんだよ。」
「ニンゲンは私と出会わなければ死んでた?」
「どうだろうな。分からねー。けど、死にたくはなってただろうな。」
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