4.食事
キッチンにつくと冷蔵庫を開けた。そこには卵が5つと、小さな肉の塊が2つ、チーズが1かけらしか入っていなかった。周りを探してみると小さなパンが2つ出てきた。やばい、この調子だとまた餓死してしまう…。
とりあえず、私はパンを二つに切り、そこに薄く切ったお肉とチーズを乗せた。キッチンにはコンロが2つあり、そこには赤い石がついているがスイッチは付いていない。そういえばさっきの本に何か書いているかもしれない。次のページには次のようなことが書いていた。
『魔法石について。魔法石とは魔力がこもっている石のこと。魔法石を使った道具を魔道具といい、魔力を込めることで使うことが出来る。』
私は赤い石に手をかざし、力を込めてみた。するとコンロからボッと火が出てきた。いろいろいじってみたが、火力は調整できないらしい。
先ほどお肉とチーズをのせたパンをフライパンにのせて、コンロであたためた。少しすると、チーズが溶け始め、お肉からいい匂いがしてきた。パンをお皿の上にのせ、コンロの火を止めようとした。しかし、止め方が分からない。いったん後で考えることにして、パンを食べることにした。食べてみると、パンは日本で食べたときとおんなじ味だったが、チーズやお肉は味が濃く、すごくおいしかった。
パンを食べた後、私はこれからの生活について改めて考えることにした。今のところ食べ物が全くないため、食料調達を第一に行わなければならない。そして、現状この家の中しか知らない。本当は家の外も探索してみたいが、外はもう真っ暗。今日はいったん寝ることにして、明日起きたら外に出てみよう。
そうして私は部屋に戻り眠りに落ちた。
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