感想が書き辛い作品の傾向

 近況でも話したけれど、書きたいものを書くというのはとても良いことだと思う。そこにメッセージを持ち、読者に物語として伝える。

 物語の方向には大きく二つあって、それは「教訓や問題提起などを含む学びの分野」と「娯楽」という分野。

 何を書くにしても、好きで書いているということが大切だと思う。内容によっては苦痛を伴いつつ自分の中から絞り出していることもあるかもしれない。でも根底に「書くのが好きである、小説を書くことを楽しめる」という気持ちがないと続かないと思うんだよね。


 さて感想が書き辛い作品とはどんなものなのか。

・内容に触れ辛い作品

 これはデリケートな内容と言った方が良いだろうか?

 軽々しく意見や感想を述べることが出来ない作品を言う。

 例えば政治、宗教問題、性的なもの、LGBTに関してなど。


・本題に入っていない未完の作品

 どうしていいか分からないよねw

 

・1ページの分量が多い作品

 これは意外と書き辛いんだよね。

 情報量が多すぎて、感想が纏まらない。


 ***


 個人的には1000文字から3000文字以内で1Pくらいだと読みやすいし、感想を持ちやすいと感じる。長編の場合は1000文字切ったら、ちょっと書き辛いかも。

 読みごたえで5000文字くらいが良いという人もいるけれど、その人たちはどれくらいの感想を書いているのか? 

 5000文字に対して1000文字くらいの感想を毎回書いているなら、すげえなとは思うけど。


 長編の1Pが5000文字になるとかなりの情報量になるので、丁寧に感想を書こうとしたらたぶん2000文字くらいになると思うのね。でも大抵の人はこの5000文字を一回で詳細に覚えることはできない。

 つまり情報量が多ければ多いほど忘れる分量も増えるので、結果的に感想が短くなるんだよ。最初と最後の方しか覚えていないなんてことは良くあること。


 読みごたえは文字数じゃないの。内容なんだよ。5000文字くらいないと読みごたえがないと感じるなら、内容が薄いとも言える。これは長編の話ね。


 短編で5000文字くらいで完結しているのに、読みごたえのある作品なんかいくらでもある。つまりそれは内容がぎゅっと詰まっているから。

 考えさせられることも多いし、学ぶことも多い。そういう作品は1500文字程度でも読みごたえを感じるだろう。

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