第4話
???「はいそこのお二人さん止まって〜」
そう言い俺に飛んできた槍の柄を掴むものがいた
そちらを見ると真っ黒い鷹のバッジをつけた黒色のスーツ姿の男がいた。
歳は18かそこらだろう
クリス「お前、誰?」
???「助けてあげたのに冷たいな〜、うちの名前はベン、治安支持組織第5部隊隊長兼戦闘兵育成学校実戦教師さ」
ルイス「何をしてるんですか先生?」
クリス(てっきり『「誰だ」と聞かれたら…省略』の流れかと思った。)
ベン「えー、ルイス君には治安支持組織誰十三部隊の組織員7名を殺したラック・リライターの壊滅依頼をやってもらう」
クリス(それは俺だがここは黙っておこう)
ルイス「それはその男がやりました」
と言い、俺に指を向けられる
ベン「証拠は?ちなみに彼に付いてる発信魔法は、最近ラック・リライターが手に入れた魔法反射の魔道具だと思うよ。あれ1度効果を発動したら割れて気づくし。」
特に反論できなかったのかルイスは少し黙り、「そうか、そこの男すまなかった。こちらの勘違いで守るべき市民を攻撃してしまった。謝礼は後にさせてもらう」と言った。
ルイス「しかし、ラック・リライターといえば違法薬物の輸入や、奴隷や武器の売買、詐欺などで有名な犯罪組織、僕1人で…」
などとぶつぶつ言いながらどこかへ行った。
クリス「一応、あいつの部下を殺したの俺なんだが」
ベン「知ってるよ。でも少し先の戦争のことを考えるとちょっと君を生かさないとまずいからね」
クリス「ラック・リライターとルイスさん、こいつの私情で大変なことになるなんて、ご愁傷様です」
ベン「ラック・リライターに関しては一回の軽い脱税しか法を犯してないけどね、そこにうちが罪をなすりつけまくったらいつのまにか大規模な犯罪組織になってたんだよな〜」
クリス「よくそこまで罪をなすりつけたな」
ベン「だって、脱税はやったからそれで捕まるのが嫌だったんだろうね」
クリス「じゃあ俺はそろそろ帰る」
ベン「あー少しだけお願いが」
クリス「なんだよ?」
ベン「できれば国内にある未攻略のダンジョンを探してきてくれたまえ、報酬はするから。というわけでうちは教職がそろそろあるんで学校に行かせてもらうね」
と、ベンと名乗る男は言い残して上からきたクレーンゲームにあるアームによって連れ去られて、どこかに行ってしまった。
クリス(あれは一体何者なんだろうか?)
と考えるが考えても無駄という結論になり、俺は隠れ家に急いで帰った。
クリス「そういえばあいつの言ってた『戦争』ってなんだ?」
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ベン「あの移動手段めっちゃ酔うんだけど」
普通に移動しろよ
普通のファンタジー物語 石嶋 @hehui
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