第2話

俺はそのまま裏路地を3分ぐらい歩いたところにある小さな酒場に入った。

そこには亜麻色の髪をした小さな子供がバーにいた。ロングコートを着ており、それには真っ黒で鷹のバッジが付いている。が、それ以外の人はいなかった。


俺「商売繁盛だな、マーク」

マーク「私の目にはあなた以外誰も見えないんですが?クリスさん」

と怒り気味で返答された。


クリス「あぁ、あと頼まれた資料奪ってきたぞ」

マーク「その件に関してはありがとうございます。報酬は376万カイ(1カイ=1円)であってたけ?」

クリス「それであってる」

マーク「んじゃ、交渉成立」

そして俺はマークから受け取った376万カイを受け取り酒場を出た。



2分後

酒場にこの世界ではほぼ見かけないスーツ姿の男が来た。

男「ここは相変わらず商売繁盛やなぁ」

マーク「ここに来る人の目はどうなってんだよ」

男「正常だよ。ところで頼んでた資料は?」

マーク「2分前に届いた。あと商売繁盛の意味調べてこい」

男「商売がにぎわい栄えることでしょ?あとルイスくんがなんかやらかしそうな気がするからうちは先を急ぐかな」

そう言って男は酒場から出て行った。

マーク「ここは何でも屋じゃなくて酒場なのになんで誰も酒を飲んでいかねぇんだよ。あとベンのやろうお金払い忘れてやがる。後でしっかり請求しねえとな」


その頃裏路地にて


???「おい、そこのお前止まれ」

クリス「そのセリフ聞くのは本日二度目なのですが?」


後ろを振り向くと1人の男が立っていた。黒い髪をしており、年は17かそこらだろう。手提げ鞄を持っており、手には剣を持っていたが刀身が無かった。


クリス「とりあえず誰だよ」

???「えーと確かここら辺に先生から自己紹介の時の台本が…」


そう言って男は持っている手提げ鞄から1枚の紙を取り出した。


ルイス「『誰だよ』と聞かれたら、答えてあげるが世の情け、我祖国ファルケの平和を守る治安支持組織第十三部隊隊長ルイス・クロフォード」


俺はルイスを可哀想な目で見ることしか出来なかった。


ルイス「ってなんだよ、これ」


と言いながらルイスという男は手持ちの紙を丸めて地面に思いっきり投げつけていた


クリス「そう思うなら途中でやめろよ」

ルイス「なんか途中でやめたらダメな気がしてさ」

クリス「我祖国ファルケの平和を守る治安支持組織第十三部隊隊長ルイス・クロフォードさん」

ルイス「普通にルイスでいい」

クリス「ルイスさん急に俺を呼び止めてどうかしましたか?」

ルイス「お前からさ、友人の追跡魔法がかかってて、友人は死んでる。なんなら死んだ時と追跡魔法がかかった時間はほぼ同時ときた、これで無関係じゃないと言い張るのは無理があるぜ」


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ベン「なんで俺が後書きのところにいるの?あとあの資料はなんなの?」

シンプル自分が好きなキャラだからです。資料に関しては、まーじでなんも決めてない

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