普通のファンタジー物語
石嶋
第1話
俺はとある一室で目を覚ました。周りを見渡すと赤一色で赤じゃないところを探す方が難いぐらいだ。赤い理由は血が原因だと匂いでわかる。
俺は少し歩き、赤い壁に触ると色がついたため、そこまで長く寝ていないことに少し安堵のため息をする。
俺の服もこの部屋と同じように赤く染まっていたので、予備の黒い服に着替えた。
俺「こんなに汚したら姉ちゃんにまた怒られる」
と呟きながら外の様子を確認しようと窓を探して見つけた。
窓からは光が入り込んでいた。
俺「こんなに酷い殺人事件が起きているのに世界は気持ちよく晴れている。君たち程
度の死では神は悲しみの涙をも流さないということかな、それとも泣く暇もなく俺
に天罰を与えようとしてるのか、どっちなんだろうね」
そして部屋の中にあった金庫を土弾(土の塊を飛ばす)で壊して中にある資料とお金を回収した。
そして窓を慎重に開けて、この屋敷から出た。
そのまま大通りを出て約3分、裏路地に入ろうとした。
「おいそこのお前止まれ」
と後ろから言われた気がしたが無視して進もうとするも
「お前だ、お前無視をするんじゃない!」
と言われたので後ろを振り向くと男が4人、女が3人いた。
服は男女に多少の差はあれど、基本的な差はなかった
そして相手の服についている双頭の鷹のバッジを見て少し焦った
俺「治安支持組織(一言で言うと警察)の人が一体私に何の用で?もしかして食事をお恵
んでくれるのですか?」
と言ってみるが相手の反応は
男1「惚けんなよ、人殺しが」
俺「一体どういうことですか⁉︎」
と聞いてみる。
男1「お前からは血の匂いがする。それも何十人ものな、どういうことかしっかり説明
して貰うぞ」
おかしい、しっかりと匂いは消したはず、少なくとも何十人という量はないはずだ。
少し考え事をしていたら相手は
男1「言い返さねぇてことは人を殺したということは肯定するんだな。お前ら捕えろ」
男2「お前の捕まえて、俺は最後にみんなと昇進するんだ」
ばれた以上捕まるわけにはいかないので抵抗する
俺「知らねぇよ」
と言い懐に隠し持ってた2本短剣で男2人と女3人の首を回転斬りで掻っ捌く。
男1&2「嘘だろ」
と、動揺してるところに短剣の間合いまで近づく。
男1(こりゃ死んだな。でもせめて)
男1の手が光るが俺は右手に持つ短剣で男1の手を左手に持つ短剣で男2の首切る。
その後、男1は簡易爆発魔法(威力の低い爆発魔法。煙幕などや陽動に使うのが基本。コストは意外といい)を発動し煙幕が出て、男1は逃げようとするが俺は手持ちの短剣を投げ、男1の小さな断末魔が聞こえた。
10秒過ぎると煙幕が晴れ、7人の死体を確認して、俺はその場から去った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます