登場人物と用語 第二部終了時
氷山振一郎
ついに一線を超えてしまったが、思ったより精神的ダメージが大きくなかったことに自分でも少し驚いている。そんなことよりクレアへの気持ちを明確に意識して舞い上がっている。中学生か!
八千草瞳
同じく一線を超えた。こちらは相応に傷付いている。地球に戻ることだけを考えて異世界での生活に耐えてきたが、振一郎の存在によって少し変化が現れ始めている。
アーロン・ウォーカー
実は意外と人情派で裏表のない人だったりする。純粋に転移者たちのことを心配して心を砕いている。
パウロ・フィリオ・ダ・シウバ
命の危険はないが兵士としては休業。
ルドサンクレア・クーデンタローグ
ヒロインなのに出てくるのは最後だけ。ルルのことは大事に思っているので本当に喜んでいる。あまりそうは見えないけど。
ルルーシャ・マスレーエン
重傷を負ってしばらく戦線離脱。兵士として戻れるかは微妙なところ。
ヤジン・ロークン
ルルが傷つくのをヤキモキしながら見ていたが、予定通り自分の仕事は果たした。
ターペ・レクリディ
スシリナーア国王。白髪混じりの紅茶色の髪。小国スシリナーアの独立を保つため権謀術数を巡らせてきたが、本当の姿は自ら剣を振るう戦士。能力者としてはそこそこだが、長い研鑽による剣技と搦手を駆使した戦闘のレベルは高い。ルルとの戦闘中にロークンの投げ槍で致命傷を負うも立ち上がるが、振一郎に首を落とされて死亡。名前は数学者ペーター・ディリクレから。
カベッレ・レクリディ
スシリナーア王妃。美しい金髪の持ち主。ターペとは幼馴染で、公の場ではともかく、王妃とは思えない砕けた性格をしている。民の暮らしを第一に考える有能な政治家としての一面もある。非能力者。戦争終結後はスーマの属国となったスシリナーアを治めている。名前はディリクレの妻レベッカから。
ニーファ・レクリディ
ターペとカペッレの娘。恐らく6歳ぐらい。この歳で能力者として覚醒したのは一般よりかなり早い部類になる。優しく純粋な心を持ち、臣下からも慕われている。戦争終結後はシサムへの留学という形で実質的な人質となった。名前はレベッカの姉ファニー・メンデルスゾーンから。
用語
スシリナーア
スーマの北、ノナシ山脈(アルプス)の麓にある小国。二つの大国に挟まれてなお狡猾に立ち回り命脈を保っていたが、ついにスーマに敗れる。名目上は国として残っているが、各国の見方としてはスーマの一部という扱い。
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