20話

まじか、こんな高そうな店来たことないぞ。


「凛?本当にここか?」


「はいそうですよ」


「ちょっと桐花話がある」


「桐花俺達金足りるかな?」


「これはまずいわね」


「あっそうだ、これは正直に言おう」


「凛俺達さこんな高そうな店行って大丈夫かな」


「それは大丈夫ですよ。なんていったてここは私の家の傘下の会社なんで私が言えば安くして貰えると思いますよ」


「凛の姉貴一生ついて行きます」


「なに言ってるんですか蒼真くん、ほら行きますよ2人とも」


◇◆◇


「これで俺もかっこ良くなったかな」

 

「凛の家ってやっぱり恐ろしいのね」


「そこまでじゃないですけど」


「「いやぁそんなわけないじゃん」」


「ていうかさ服買ってたらお腹空いたから何か食べようぜ」


「蒼真また決めてないの?」


「今回は決めてるよ。いつも俺が行ってる店だからな」


「はぁ蒼真1人で外に出たらダメっていつも言ってるのに」


「蒼真くん1人で外はダメですよ」


「いや違う違う母さんと来てるんだよ」


まぁマザコンだしね俺。


「この近くにあるからすぐ行こうか」


5分後………


「よし着いたな」


「なんか庶民的な店なんだ」


「そんなこと言って桐花も庶民だろ」


「冗談よ」


「そんなことより早く入ろう」


「いらっしゃいませ」


「え?桜花?」


店に入ると桜花が食事をしていた。

お嬢様である桜花がこの庶民的なこの店にいるなんて


そして席に案内してもらうと何故か桜花の近くになった。



「よっ桜花ていうかなんでこういう店にいるんだ」


「私だってたまにはこういうの食べたくなるのよ」


「へぇそうなんだ意外」


「意外でしょ」


「そうだった桜花これから俺ら食事するからまた、後でな」



◇◆◇


「おいしかった。やっぱりここだよな」


「蒼真くんの言うとおりこの店の料理安いのに美味しかったよ」


「それは良かった」


「私は最近も食べたけどね」


「まあ、桐花に店で会ったからな」


「で、桜花さっきから何か話したそうにしてるがどうしたんだ?」


「あのね、今私の護衛から連絡が来て、今蒼真が近くにいるから連れてこいという趣旨の母からの命令が来たんだ」


「えっ?桜花の母ってそんな横暴なの?」


「魔法一族の人達は全員そんな感じね」


魔法一族ってなんなんだろうな


「断りたいところだけど友達の頼みだ。行くよあ、でも桐花と凛もいないとダメだけど」


「それは構わないわ。来てくれるだけで嬉しいわ」



「ていうことで凛と桐花すまないがそういうことだからごめん」


「蒼真くんと一緒にいれるならどこでも行きますよ」


「私も蒼真と離れたくないから」


ほんと良い彼女たちだな。



◇◆◇


「また、これは凜の家にも負けないレベルの豪邸だな」


「金持ちってほんと羨ましいわ」


「お待ちしておりました、蒼真様」


「こんにちは、えーあなたは桜花のお姉さんか何かなんですか」


「お姉さんなんて私は桜花の母親ですよ」


「「「母親!」」」


母親にしては若すぎるだろ。でもなにかオーラを持っていた。


「立ち話もなんですから家の中にどうぞ」


「お邪魔します」




?家に入り少しした後なんか急に眠くなって桐花や凛は大丈夫かな。


「なにして」


そうして俺の意識は薄れていった。


「桜花良くやりました。これで魔法の使える男の子供を手に入れることが出来ますね」


母様これはいくら何でもやりすぎだよ。


せっかく少しずつ蒼真と仲良くなってきたのにこんなことしたら私は蒼真達に顔向けなんてできないよ。






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