14話
朝いつものように学校に着き、いつものようにみんなに挨拶をする。
そんな中いつもと様子が違うのが一人いたそれは凛だった。
凛に挨拶すると彼女の耳が真っ赤に染まっていた。
どうしたんだろう。さっきからおどおどして。心配だな。
そんな心配をよそに俺は朝のHRを聞いていた。
「凛次は体育だぞ。更衣室に行かないのか?」
凛は今が3時間目だが体育まで朝からずっとぼーっとしていた。
「凛?大丈夫か、体調悪いなら無理しなくていいんだぞ」
「えっあっうん、蒼真くん」
さっきまで彼女はうつむいていたがふと顔が見えた。
「凛!顔が真っ赤だぞ。大丈夫か熱ありそうだぞ、ちょっとごめん」
俺は凛が心配なのでつい彼女の額に手を当ててしまった。
「ひゃっ蒼真くん」
「おい、凛大丈夫か!えーととりあえず保健室に運ばないと」
凛が触れた瞬間倒れたので、急いで保健室まで運んだ。
「先生後は任せていいですか?授業に今結構遅れてるので」
「ここまで運んでくれてありがとうね。ここまで優しい男の子なんて見たことないわ。うん、行っていいわよ」
凛を保健室に預けると俺は急いで授業へ向かった。
「すみません、凛が突然倒れて保健室に運んでいたら遅れました」
「えっ?そういうことなら大丈夫ですよ」
後で見に行かなくちゃ
凛視点
「う~ん、ここはどこ?」
「あっ起きたのね」
「どうして私はここに?」
「石上くんが運んでくれたそうよ。後でお礼をいいなね」
「蒼真くんが、悪いことしちゃったな」
「それより今は体調どう?大丈夫なら今昼休みだから食べれそうなら昼食を食べた方がいいわ」
「はい、大丈夫なので食べてきます」
「また、辛くなったら保健室にすぐに来るのよ」
「はい分かりました。失礼します」
そうして保健室から出て教室に戻ると
「高橋さんもう大丈夫なの?」
クラスのみんなが心配してくれる。
「凛もう大丈夫なのか?ほんと心配したぞ、また辛かったら頼れよな」
「うん、もう大丈夫。ありがとうね保健室まで運んでくれて」
「全然いいよ。友達を助けるのは当たり前だし」
「やっぱり普通の男の人と違って優しいんだね蒼真くんは」
なんかまだ、凛の顔が赤い気がするけど大丈夫か?
その後普通に過ごして授業を受けた。
放課後
「桐花今日はすぐに帰ろうぜ、凛も一緒にな」
「ごめん今日は用があるから一緒に帰れない」
「そうなのか、なら凜と一緒に帰るか凛それでいい?」
「私は大丈夫だよ蒼真くん」
これはチャンスかもしれない
蒼真くんにこの気持ちを伝えるんだ。
「今日は大変だったな。昨日の体育もそうだしいろいろ忙しいんだな、学生は」
「そうだね」
「あのね蒼真くん言いたいことがあるの」
「んっなんだ?」
「私は蒼真くんあなたのことが好きでこの気持ちが止められないんですどうか私と付き合って下さい」
「えっ?」
まさか、告白されるなんてまあ、桐花からはされたけども。
「凛それは本気なのか?」
「うん、本気だよ」
「付き合うのはまだ、ごめん」
「そうだよね早とちりだよね」
「ごめん蒼真くん」
凛が駆けだした。
「ちょっと待って、まだ伝えたいことがあるのに」
「くそっフル身体強化(風)」
俺は身体強化を使い身体強化を、使い走り出した彼女の腕を掴んだ。
「待ってくれ。俺は」
「蒼真くんこれ以上無理だよ蒼真くんは男の子なのに優しくて強くてかっこ良くて、初めての好きな人が出来たのに振られたそんな状況なのに逃げもさせてくれないの?」
「振ってなんかいない!俺は桐花も凛もどっちも好きだだけど桐花には「付き合うのはまだ早いって言ってるんだ」今考えたら俺は変だった」
「だって好きな人と付きたいと思うのは当たり前だから」
「そうだよ、蒼真、彼女が欲しいなんて言っておきながら魔法のため魔法のためってなんなんだろうね」
「桐花見てたのか?」
「蒼真が魔法好きなのは分かってる」
「でも、自分のことを好きって言ってくれる子を泣かすのは違うんじゃない」
「それはそうだ、俺は改心するよ
だから桐花、凛こんな俺だけど付き合って欲しい」
「はぁ、やっとその言葉が聞けた。こちらこそよろしくね」
「はいこちらこそお願いします」
そうして俺たちは付き合うことになった。
「で、蒼真くんさっきなにを言おうとしてたの?」
「いや、付き合うのはまだやっぱり早いと思うけどいつか結婚しようってだって凛は信用できるし可愛いし優しいしね」
「蒼真くん早すぎじゃない?。でもいつか結婚しようね」
そうして俺達3人は仲良く帰った。
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