13話

戦いが終わった後普通に授業を受けた俺達は放課後3人で遊び(訓練)に来ていた。  



「今日はこの3人でなにするの?」


「えっと、単純にこの3人でもっと仲良くなりたいなと思ったから、仲良くなれることかな」


「ならさ、その前に如月さん私のこと凛って呼んでほしいな」


「えっ分かった」


「凛、これでいい?後私のことも桐花でいいから」


「分かったよ桐花ちゃん」


「これで距離は縮まったかな桐花ちゃん」


「そ、そうだね」


「桐花って恥ずかしがり屋なんだな」


「やめてよ蒼真」


「からかうのもこんぐらいにして今日は3人で食事をするでどうかな?」


「「いいよ」」


「で、どこに行こうか」


「なら、私の財閥の系列の店が近くにあった気がするのでそこでどうでしょう」


「そこって高いんじゃないの?」


「ふふっ私がいるから大丈夫ですよ」


「よしっならもうすぐに行こう」


「蒼真速いよ」


「蒼真くんそんなスピードで行ったら危ないですよ」



「というか場所分かるんですか?」


「あっ」

恥ずかしいです僕は。



「へぇー結構近くにあるんだな」


「えぇ、後さここの店は和食メインだけど大丈夫かな?」


「うん、和食大好きだから全然オッケーだよ」


「私も」


「なら行きましょう」


ドアを開けると


「?!凛お嬢様今日はなぜここに?」


「今日は学校の友達と食事に来たの、個室に案内してくれる?」


「畏まりました、ではこちらへ」


「凛って凄いんだね」


「ああ、前に家に行ったときもやばかったしな」


「こちらへどうぞ。ご注文が決まりましたらお呼び下さい」


凛のおすすめのものを一通り注文した後


「凛ここの店のもの全部美味しいぞ」


「うん、このレベルのものはあんまり食べたことない」


「ふふっそれは嬉しい限りです」


「それはそうと聞きたかったのですが、お二人は付き合ってるんですか?」


「ぶっ、危なかった。いきなりなにを言い出すんだ」


「凛、私達は付き合ってないけど結婚の約束はしてる。だからほぼ付き合ってるみたいなもの」


「まあ、そんな感じだな、まだ学生だし俺が魔法に集中したいからって付き合ってないだけだけどな」


「そうなんですね」


わたしはずっとそのことがなぜたが分からないけど気になっていた。


ほぼ付き合ってるか、それを聞くと私の胸がぎゅっと締め付けられた気がした。


そんなもやもやが残る状態で店を出ると


「蒼真今から女子同士の会話するから少し待ってて」


「ねぇ凛あなたさ蒼真のこと好きでしょ」


「えっいやそれは」


「蒼真が他の人と付き合ってたりしたら私は嫌。この世界は当たり前に一夫多妻制だけどね」


「私は……」


「まあ、自分の気持ちに素直にならないと公開するからよく自分と向き合ってみて」


「蒼真を待たせすぎるのは良くないから行こう」


「うん」


「一体なんの話をしてたんだ」


「内緒だよ」


「まあ、いつか分かるかもね」


帰り道私はずっと胸のとっかかりがとれなくてムズムズしていた。


「凛の家はあっちだしここでさようならか」


「バイバイ凛、また明日な」


「凛また明日ね」


私はモヤモヤが残る状態でベッドに入った。


「蒼真くんが他の人に取られるか」


そんなことを妄想すると、私の胸がズキズキと痛み出した。


そうなんだ、私……


「蒼真くんのことが好きなんだ」


翌日…





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