第23話 20XX年9月11日


 来月、岡山で開催されるRSK選抜ジュニアの関東予選が、地元の千葉であったので参加してきました。

 白子は同じ千葉県とはいっても、場所は九十九里浜だから自宅のある松戸からだと、ものすごーく遠いんだけどね。


 幸いにもRSKはU-13の大会だからなのか、義務教育の中学生に配慮して、土日を利用しての大会開催となっています。

 最終日は平日の月曜日に掛かっちゃったけど。


 自宅から通えないこともない距離なんだけど、通うには時間が掛かって不便だったので、泊まりで参加することにしました。


 そう、白子は知る人ぞ知るテニスの聖地の一つなんだよね。

 関東近郊の人だったら、テニスの合宿とかを白子で行ったことがある、ジュニア選手も多いんじゃないかな?


 色々なテニスクラブやテニスコートを経営している業者が一ヶ所に集まって、合計で100面以上のテニスコートがあるのが、白子という場所になります。

 でも、そのテニスコートの九割以上は、砂入り人工芝のコートなんだよね……


 たぶん稼働率とかの問題で、砂入り人工芝のコートにしているのだとは思うけど。

 ほら、遠くから白子に泊まりにきて、短期集中でテニス合宿をするのに、雨でテニスができなかったとかだと、わざわざ合宿にきた意味がなくなっちゃうしね?


 その点、砂入り人工芝だったら少々の雨ならプレーできるから、利点は大きいのでしょう。

 あと、ソフトテニスとの兼用コートというのも、ハードコートにできない問題なんだろうなぁ。


 それでも、私は声を大にして言いたい。


 いい加減、硬式テニスの大会では、砂入り人工芝のコートで開催するのはやめて欲しいと。

 もっとも、ウィンブルドンや全米オープンとかの大きな大会が、砂入り人工芝で開催されているとかなら、また話は変わってくるはずだけどさ。

 


 それで、関東予選の結果はといいますと、惜しくも準優勝でした。

 うーん、残念!


 反省する点を挙げるとすれば、今日の決勝で対戦した相手選手は、全日本ジュニアの別の山のQFで敗退していた子だったので、心のどこかで私よりも格下だと相手をナメていたんだと思う。

 その事実、過去には他の大会で何度か対戦したことがあって、これまで負けたことがなかったんだよね。


 それに、負けたとしてもRSKの本戦にはもう出場できるから、プレーに真剣さが足りなかったのかもしれない。

 きっと、これが油断とか慢心って言うんだろうね。


 それと、オムニコートだったから足元に気を遣ったプレーをしすぎて、思い切ったプレーができなかったこと。

 これら複数の要因が重なったのが、決勝で負けた原因だったと思う。


 あと、3セットマッチの試合を一日二試合、これを三日連続でこなすのも結構キツかったよ。

 だけど、決勝で対戦した相手も条件は同じなのだから、私のスタミナ不足ということなんだろうなぁ。


 これは、九十九里浜を走って、スタミナを付けろということなのか!?

 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


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