第16話 20XX年8月21日


 新松戸から武蔵野線に乗って30分とちょっと、新木場でりんかい線に乗り換えて国際展示場で降りたら、そこはテニスの聖地である有明テニスの森公園!

 ちょうど乗り換えのタイミングも良かったので、たったの45分しか掛からなかったよ。


 武蔵野線なんて、ネズミーランドに行った時に数回乗ったことがあるくらいで、普段は滅多に使わない路線なんだけど、ウチの玄関を出てからでも一時間で着いちゃいました。

 東京駅にも乗り換えなしで、一本で行ける武蔵野線は便利ですね。


 でも、京葉線の東京駅って絶対に有楽京駅でしょw


 それよりも、テニスの森って名称なんだけれど、森がないのはなんで?


 まさか、街路樹を植えているから、それを称して森って付けてるなんてことはないよね?

 それとも、将来的に植林でもする予定があるのかな?


 だけど、森と呼べるぐらい木を植えるスペースなんて全然ないよね?

 そう、オムニコートでも潰さないかぎりは。


 ということで、森を名乗るのであれば、オムニコートを潰そう!

 この問題は、砂入り人工芝絶許同盟の新松戸支部(会員11名)の支部長としても、同意せざるを得ない。


 私って砂入り人工芝のコートには、個人的な恨みもあるんだよね。

 そう、小学生の頃に砂入り人工芝に足が引っ掛かって、捻挫したことがあるんだよ。


 砂入り人工芝、絶対に許すまじ!


 ええ、個人的な恨みですとも。文句あるか?


 だから、私が全国中学生テニス大会に出場しなかったのは、オムニでプレーするのが嫌だったのも理由の一つなんだよね。

 捻挫したのが、私の中で半分トラウマになっているんよ(´;ω;`)


 それに、全中と同じ週に開催される、ITFジュニアサーキットのノンタブリーJ30大会に出場する方が、絶対に良い経験にもなると思ったし。

 だから、6ゲーム先取の1セットマッチを、オムニでプレーする理由が見つけられなかったよ。


 全国大会なのに、6ゲーム先取の1セットマッチとかないわー。

 ノーアドでいいから、せめて4ゲーム先取の3セットマッチでやろうよ。


 時間や疲労を考慮するのであれば、3セット目はスーパータイブレークでもいいんだしさ。



 それと、砂入り人工芝の問題は、世界では異端のガラパゴスなサーフェスというのが、一番の問題だったよ。

 ITFにPIN登録をしている、日本人テニス選手にアンケートを取ったら、きっと一目瞭然の気がしますね。


 ・あなたはハードコートと砂入り人工芝、どちらのサーフェスでのプレーを希望しますか?


 こんな感じのアンケートでさ。

 恐らくは、8割か9割ぐらいの確率で、ハードコートと答えるような気がしますね。


 まあこれが、部活テニスの中高生まで含めたアンケートだったら、また違った結果が出るのかもしれないけど。

 ほら、部活テニスって大多数の学校が、砂入り人工芝か土のグラウンドのコートじゃん?



 それはそうと、全日本ジュニアは無事に初戦を突破することができました!

 スコアも、6-0 6-1と圧勝だったよ。


 ダブルベーグルできなかったのは残念!


 対戦相手が同世代で、関東や関西以外のノーシードの選手が相手だったら、全日本ジュニアでもU14だし、こんなモノなのかも知れない。

 まあ、さすがにシード選手は手強いとは思うけど、この調子で優勝目指してがんばろー!


 ちなみに、私も12シードに入ってるよん♪


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る