第八話 親友からの連絡、弟の帰宅


 僕は目を覚まして、寝室の時計を見ると午後2時半過ぎで、ちょうど小学校低学年の帰宅時間だった。弟の晴夜はるやも、もうそろそろ帰ってくる思う。



 寝ている体を起こして、寝室に置いたままにしていたスマートフォンの電源をつけた。LINEで着信が来ていて、確認してみると海音からのものだった。


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 < 東雲海音


 ◯<(今日は学校に来ていなかったけど、体調は大丈夫だったか?) 13:00


 >零夜(いつもの神社⛩で過ごしていたんだ。) 14:39


 >零夜(その後、睡眠も十分取ったからもう体調はいいよ)14:41


 >零夜(それと、今日のテストどうだった?) 14:43


 ◯<(今日のテストは数学Ⅰと生物基礎のテストだった。数学は難しかった。⤵︎)15:08


 ◯<(零夜は俺よりも頭が良いから、心配はいらないと思うけど、お互い頑張ろうな!)15:12


 ◯<(元気そうなら、明日は学校に来れそうだな。学校に来るの待ってる。(*^▽^*)b)15:16


 >零夜(心配してくれてありがとう、海音。明日は体調を整えて学校に行くよ)15:30


 >零夜(数学Ⅰは後で振り返りしようね。) 15:34


 >零夜(お互い頑張ろう)15:37

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 海音から体調を気遣うLINEが来ていた。見てすぐ返信すると、海音からもすぐに返信が返ってきた。それに僕もまた返信をすると、スマホを閉じて、机に置いた。

 ベットから這い出ると、僕は廊下を通ってリビングに向かった。



 台所の冷蔵庫から、喉が渇いたので牛乳を取り出して、電子レンジに入れて温めた。僕は温めないとお腹を壊してしまうから、夏でも必ず温めて飲んでいるんだ。


 温め終わると電子レンジから出して、テーブルまで持って行き、椅子に座ると一息をついた。

 背もたれに背中を預けて、僕は明日のテストについて考えた。授業は毎回、予習と振り返りは欠かさず行なっている。それに、一ヶ月前ほどからテスト勉強もし始めている。理由としては、僕は体調不良で休むことが多くて、平常点は期待できないから、テストだけでも良い点数を取って、良い成績を取るためだった。それに、体育は最初の授業にある体力テストやほとんどが外で運動する必要があり、激しい動きの必要な陸上競技はそもそもできないから、その競技は評価対象に入らないんだ。だから、他の教科のテストでいい点数を取りたいんだ。

 僕は明日の予定などを考えながら、ゆっくり深呼吸をした。そして、温かい牛乳にも体が温められ、僕の体調はだいぶ落ち着いてきた。





 ガチャ


 休憩していると玄関ドアが開く音が聞こえてきた。小さい足音が近づいてきている。廊下を走ってこちらに向かっているようだ。



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