仮説参
人糞を後から乗せたという説が大筋間違っていないという前提に立ったうえで、実現性という観点で思考を巡らせてみよう。
仮にこう考えてみたらどうだろう。実行者にとっては人糞を乗せることなど容易いことであったと。どういうことか。簡単な話、犯人の身長が著しく高かったのだ。人間山脈や超巨人が鬼籍に入っている以上、世界最大の格闘家や印度の大巨人、崔 洪萬辺りが有力候補だろうか。そうでなくとも暗黒肉弾魔人くらいの身長があれば事足りるかもしれない。とにもかくにも長身であるという一点さえ満たしていれば、後は単純。両手を伸ばしてそっと乗せる。たった、それだけだ。
もちろんこの説にも突っ込みどころは多く存在する。まず身も蓋もないことを言えば、あれこれ理屈をつけてみたとしても扉の上に糞を置くという行為自体が意味不明である。また、あくまでも一般論ではあるが、人糞を手掴みするという作業は多くの場合、前述した通りの生理的嫌悪感を伴いがちである。おまけに便器の中から取り出すともなればなおのこと。
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