時代遅れよさようなら・水のララバイ~
釣ール
それはほんとうに欲しいものか?
そこらじゅうに転がる
考えても結局生きている以上は人間関係はさけられないし労働も消えてなくならない。
二十二歳にまで成長したはいいものの、
能力主義も消えてなくなってほしいのに
やっと屋内プールのある
インターネットだけでは見つからなかったからあちこちを探し続けた。
AI技術はともかくVR技術もふんだんに使われたバーチャル空間の存在を。
この世には
そして自分自身の能力も隠した状態で遊ぶことが出来る。
もちろんバーチャルだから大した
目的地に到達して操作をバイトのにいちゃんからある程度聞き、料金を払って『バトルプラン』
をフリックし普段隠している水能力をなぞるようにバーチャル空間でのみ水を使う。
たくさんの人間でも動物や植物でもない生き物を使える立ち技と水との連携で倒し続ける。
バイトのにいちゃんから筋がいいねとアナウンスされたが知るものか。
俺はストレス発散がしたい!
ただそれだけなのだから。
血も何も出ない空間で本来の水ではないとはいえ実戦に近い体験が出来るとは思っていなかった。
その時の
ふだん使えない水を仮にでも使って何体もの生き物を
それは現実ではきっとほめられた人生ではないのかもしれない。
いいさ。
言いたいやつには言わせておけば。
とどめは
二十二歳といってもストレス発散の時はおさなくもなるさ。
そうして
自宅にもどり、またプールへ身体を
もうこないのだろうか。
自分が本当に水を使っていきてもいい生活が。
今日も楽しく生きづらい。
それが現実か。
理解と納得のバランスは
時代遅れよさようなら・水のララバイ~ 釣ール @pixixy1O
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます