アイテム&プロフェッション

【スキルを入手: 初心者鑑定〜多元宇宙マルティヴァースのすべての住人が保持するスキル。熟練度によって名前が変化し、もっと鑑定できる様になる。現在はアイテムの階級制限、レアリティ、名前、そして簡易的な説明を見ることが出来る。さらに、魔物と人のレベル及び種族を知ることが出来る。】


 なので、早速何も無いところから出てきたアイテム、鑑定させていただきます!俺の心に、期待の火が灯る。そして、胸が高鳴る。魔法。ゲーム。そういう言葉が浮かぶ。


{新人魔法使いの杖-G、無し: チュートリアルに入りたての新人魔法使いが使用する杖。装備時魔力+1、賢さ+1、魔力操作小補正。}


 シンプル過ぎて拍子抜けする。俺のステータスからして、弱いのだろう。でもまあ、チュートリアルの最初のアイテムなんてこんなもんか。


{新人魔法使いの護身ナイフ-G、無し: チュートリアルに入りたての新人魔法使いが護身用に使うナイフ。装備時器用さ+1、素早さ+1。}


 なるほど。ナイフも一応使うのか。フルーレかレイピアないか方が良かったけど、まあいいか。


{新人魔法使いのローブ-G、無し: チュートリアルに入りたての新人魔法使いが使用ローブ。装備時身の守り+1、生命力+1、魔力+1、魔力操作微小補正。}


{新人魔法使いの服-G、無し:チュートリアルに入りたての新人魔法使いが使用する服。装備時賢さ+2、魔力+2。}


{新人魔法使いの靴-G、無し:チュートリアルに入りたての新人魔法使いが使用する靴。装備時素早さ+1、器用さ+1。}


 アイテムを見て、少し微妙な印象を受ける。しかし、システムの言う「ショップ」でもっと良い装備を手に入れられるはず。そう思うと、少し嬉しくなる。まあそれはいいとして、システムさんは他に出してくれるもの、知っておいた方が良いものとか、あるの?


【次に、プロフェッションを決めてください。プロフェッションの数は多いので、どの様なものが良いか教えて下さい。】


 ああ、そうだった。まだプロフェッションがあった。いやー、すっかり忘れていたよ。


 プロフェッションねぇ。うーん。どうしよう。やっぱり魔法使いだから、自分の杖は自分で作るか?まあゲームでも宝箱装備や低確率ドロップ装備より宝箱素材や低確率ドロップ素材を使った高レベルクラフターが作った物の方が強かったからな。杖作る?うん。杖作ろう。じゃあ杖を作れるプロフェッションで。


〔杖木工士- 杖の作成に特化した作成者クラフター。魔法素材や触媒を使いより強い杖を作ることができる。既存の杖を強化することも出来る。レベルアップ時: 器用さ+2 魔力+2 賢さ+1 フリー+1〕


【こちらでよろしいでしょうか?】


 はい!はいはいはいはい!それが良いです!完璧じゃん!木工士ではなく杖という言葉がついているのが良い。杖専門だ。しかも、魔法系ステータスがもっと上がる。最高じゃん。


【プロフェッション 杖木工士を選択します。よろしいですか?】


 はい!


【杖木工士になりました。】


【スキルを入手: 基礎木工知識〜杖木工士は、木工士の系統ブランチから来るものである。木工士は良い作品を作らなくてはならない。そのために必要なのは知識だ。杖についての基礎的な知識を入手する。】


【スキルを入手: 基礎杖知識〜杖木工士にとって、杖とは命をかけて作るものであり、その一つ一つが最高傑作でなくてはならない。そのために必要なのは知識だ。杖についての基礎的な知識を入手する。】


 これで終了かな?素材は全部加工していい感じの杖を作りたい!


【チュートリアル前はこれにて終了します。】


【10秒後、チュートリアルへ飛びます。】


おおおい!いつも行動が早すぎる!なんで10秒?と思う。ってそんな事考えている間に時間が!


【2】


【1】


【転送開始】

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 この話が1473文字(後書き含まず)な件について言及しません。

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