第22話 魔王三幹部剣技のギニー
勇者様と魔王三幹部の間で戦闘が始まります。
最初の相手は三幹部の一人剣技のギニー。ダン様のお友達中田様を倒した強者です。
最大の強敵。でもこいつを倒せば後は魔法使いと技術屋です。なんとかなります。
勇者様は前哨戦苦戦してましたが途中で熟練度によるスキルの開花。世界を分かつ斬撃を時空を斬る斬撃に昇華させると形勢は逆転。
勇者様の日頃の稽古の成果もありギニーを倒すのでした。
慌てる魔王の娘達!!
「ファニエール!! 大丈夫なの??!!」
魔王幹部二人に泣きつくユナ達。
「ユナ様、こちらは大丈夫です。通信でのサルッサ王国攻略は続けてください。」
「分かってるわ、他の姉妹、ラナ、ヒナ、リーナ、レナ、チナ達が世界中のモンスターをかき集めてサルッサ王国に向かってるわ!! 勇者さえこの場で倒せば。メンヘラだから悪夢さえ見せればステータスガタ落ちって話はどうなったのよ!!??」
魔王の娘ユナ達はイラついていた。
魔王の幹部ファニエールとエネキネは落ち着いて話す。
「プランBね、私達の命を生贄に魔王キッシュ様を復活させるわよ!! エネキネッ!!」
「うわー。こうなるんならもっと時間かけて作戦立てるんだったわー。」
勇者様は体力を温存するように立ち尽くす。私はダン様に寄り添い簡易回復術で怪我を癒すのでした。
「貴女達の命と引き換えに魔王は復活出来るの?? そんなッ!!」
魔王の娘ユナは叫ぶ!!
「キヒヒ!! 魔術のファニエールとアーティファクトのエネキネの能力が有れば可能なのじゃ!! お前らの最後じゃ!!」
魔王城の魔王の間。部屋は修復されているものの。あの時の再現。ファニエールとエネキネは両手を握り合うと祈りを捧げて魔法陣の向こう側に消える。魔法陣は黒い光を放ち空は赤黒くなる。魔王キッシュは復活した。
私は勇者様に寄り添いながら勇者様の顔を煽って覗き込む。勇者様は悲壮感と共に使命感を持った凛々しいお顔をされてました。
私はこの戦いは勝つと確信致しました。
続く
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