第9話 エメラルディアキス
エメラルディアは服を流されながらもたぬき寝入りしているダン様の耳元にキスをする。
「チュッ。勇者様? 私の誘いに耐えられるかしら??」
私ポミは双子王女ルビーとサフィー幼女ネグリジェに両側から抱きしめられ勇者様のセクハラをみてるしか出来ない。やり方が汚いとはいえ王女を殴り飛ばす訳には行かないから。
勇者様は寝たフリを辞めエメラルディアの抱擁を振り払い部屋の隅でガタガタ震えて顔を背けた。
エメラルディアさんは隅でガタガタ震えている勇者様を追い詰める。この女。数年で女になってやがる。震えた勇者様を軽蔑と興味と肉食の混じった目で見つめこの状況を楽しむエメラルディアさん。皮肉を言う。
「勇者様? 初夜もこうだったかしら? 私成長したのよ? どう? この胸。」
ネグリジェの首元を広げた。数年前も大きかった胸はもっと大きくなって大人の美乳位かなあと考察させられるくらいの胸元を顕にした。さすが16歳。勇者様は顔を背けたまま胸元は見なかった。
妖艶に近づいていくエメラルディアさん。勇者様を部屋の角でとらえる。泣きそうな勇者様ともうたぎってるギャル一人。
ギャル、エメラルディアさんが勇者様の耳元にそっと口づけ勇者様にうめき声を上げる。
「……ちゅッ。……勇者様……。これが女の戦いよ。ウフフ。」
ああ、カッチーーン。私ポミはもう切れました。私は魔物少女の力を使って双子王女をサキュバスコウモリの二本の尾で振り解きエメラルディア王女まで俊速で近づき後ろから蹴飛ばす!!
「きゃーー!! 魔物!! やったわね!!」
「魔物だーー!!」
「魔物だーー!!」
転がるエメラルディアさんを横目に急いで勇者様をコウモリの足で掴み私はコウモリに変身したので飛んでいく。
「魔物よ!! あいつを捉えて!!」
「わーい!! アレをやっつけろ!!」
「わーい!! アレをやっつけろ!!」
王女達をに追いやられ、囃し立てられ私は王女の部屋の扉を体当たりで吹っ飛ばし王宮の廊下を一生懸命飛ぶ。月の綺麗な夜だった。
勇者様は頑張ったのだ。女に免疫のない。15歳の勇者様はしょうが無いのだ。勇者様をブルブル震えていた。私は優しく囁きながら月夜を飛ばすのだった。
「勇者様。帰りましょ。私達のお家へ。」
こうして私と勇者様はまた王国から逃げた。勇者様はお年頃になりつつある。これからだ。あの阿婆擦れ王女にへこへこしてたら私は持たない。
私は心の中で叫んだ!!!!
勇者様ーーーー!!!!
私を助けてーーーー!!!!
続く
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