第7話 中学二年生

中学二年生になるとまず女だからという理由で家事をさせられていた私は一人称を僕に変えた。親の前では内緒だけど。僕っ子になって、同じ部活の子と絵を描きながら話して、なんか日々の虐めとかは相変わらずで相変わらず死にたいなって思いながら過ごして居た。中学二年生の9月リストカットについてたまたまTikTokで話している動画を見た。それが私の好奇心をかきたて百均によって貰ってカッターナイフを買った水色のミニカッター初めて切る時はすごくドキドキして痛いかな痛いよねとか思いながら思い切ってほんの少し切ってみた。血が出なくて血を出したくてまたやりたくなった。それから毎日やるようになった。1時間血が止まらないくらい深い傷を3本ずつ特に何も思わなくなっても日課になってやめようとも思わなかった。そして3月に恋人ができた。抱きしめられて心がふわふわとして暖かくなって少し死ぬのを躊躇った。でも僕は死ななきゃいけなかった。高校にだけは行きたくなかったから。もう一度あの勉強の日々に戻りたくなかった。そして葛藤していた……

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