第6話 中学一年生
私は中学一年生になった。祖母と祖父と離れ、母親とその彼氏と暮らすことになった。その頃の私は勉強を辞め家事に徹した。勉強をしないなら何もしていないんだから家事をしなさいと家のことをしなさいとそう言われた。勉強ばかりやっていた私には何も分からなくてゴミ袋の縛り方すら間違えていた。それでも何とかこなす日々で学校から帰ったあとの家事で私は疲れ切っていた。
夏休みのある日私は親に言われた。
「あんた勉強せんで高校行かんってそんなんじゃあんた頭無いんやし働けれるわけないが野垂れ死ぬしかないがどーすん。」
このありがたいお話で私はじゃあ死ねばいいじゃんってなった。それから私の自殺欲求はエスカレートしていった。
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