第5話 小学5、6年生
小学五年生になったらいじめに便乗して悪口や陰口がどんどん増えていった。家に帰っても勉強だし授業中と休み時間だけが楽しみだった。先生たちに休み時間宿題をやりなさいって追いかけられてたけど…でもそれでも辞めたくなかった唯一の娯楽時間だったから……
小学六年生になると虐めは少し収まった。親が学校の先生にお願いしていたから。でもそれでも陰口は叩かれるし、家での勉強時間は減らない。さらには学校の先生に休み時間見張られ家に帰ると授業を受けていないことへの小言もうきっと疲れきってたんだ。授業から逃げ出して先生に呼ばれた。
「なんで抜け出したの?トイレにいたからよかったけどみんな心配してたんだよ」
そう言われた。もう限界だった。助けて欲しかった。それで出た言葉は
「死にたい。」
それだけだった。先生はその言葉に対して
「行きたくても生きれない人がいるんだよ。」
そう言った。確かにそうかもしれなかったけど私は助けて欲しかった。家に帰ったらその日は勉強がなくてその嬉しさで少しの間忘れていたけど……
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