第28話たこ焼き
「せ〜んぱい、たこ焼きのクーポン券貰ったので一緒に食べに行きましょうよ。このクーポン券を使えばお値段が何と何と何と、通常の八割引きになるんですよ。ビックリビックリビックリですよね。蛸の足の数、八と掛かってるんでしょうね。即ち通常の料金の二割の値段で買えるんですから。とってもとってもとってもとってもお得、お得過ぎますよね。但し、キムチたこ焼きかチーズたこ焼きのどちらかを選択する事になりますね。それとも普段が物凄いボッタクリ価格なのでしょうかね? 真実はわかりませんけど、良い方に捉えましょう。
せ〜んぱいはキムチたこ焼きかチーズたこ焼き、この二種類ならどっちが好きですか? 私はせ〜んぱいが選ばなかった方を買いますね、そうすればシェアできますからね。
そうだ、良いこと思いつきました。チョコクッキーゲームならぬ、たこ焼きゲームをするのはどうですか?」
「聞いたことがない、ですって。それはそうですよ、私が今思い付いたゲームですから。ゲームなので分かりやすく、ルール説明をします。ルールは簡単です、二人の人物が一つのたこ焼きを両端から咥えて、中の蛸を食べた人物が勝者となります。
…………言ってて気が付きましたけど、コレ相当恥ずかしい展開が待ち受けていますね。少なくとも恋人同士以上が行うゲームですね。
と言うわけで、たこ焼きゲームのことは一旦忘れて下さい。又後日、そうですね、五年後くらいに機会があれば、執り行なう手筈でお願いしますね。
あー、もう、私今、蛸みたいに顔真っ赤ですよね。
でもそれはそれとして、たこ焼きを食べに行きましょう」
「またしても、新ゲームを思いつきました、二人で行うゲーム、ポテトチップスゲームはどうですか?」
「違いますよ、フライドポテトゲームじゃなくって、ポテトチップスゲームですよ。ポテトチップスを用意してポテトチップスの両端を二人で咥え合って…………すみません、このポテトチップスゲームも忘れてください。今日の私はチョットどうかしてるみたいです」
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