第11話 私の望んだ妖怪の世界

 小学校の辺りを中心として黒い雲がうずをなして沸き起こっている。

 その黒い雲は既に私の見える範囲の空をすべて埋め尽くしていた。


「うそでしょ。あれは黒帝雲こくていうんのしっぽ。まさか適合者が現れたというの?」


 黒明姫くろあけひめが黒い空を見上げながら信じられないといった表情で口を開く。


黒帝雲こくていうんのしっぽ? あの雲がしっぽなんですか?」

「そう、あれが無九むく様の9つのしっぽ妖術のうちの1本。あの雲のように見えるしっぽは黒い毛の糸の塊でもうすぐその糸がここに住む人間を操りだすわ」


 そう言えば糸子先生の髪の毛が先生たちに入り込んだらみんなおかしくなっていった。

 あれはあのしっぽ妖術で操られる前兆だったんだ。

 それにしてもなんて桁違いの妖術、さすがは今よりも妖怪の力が強い平安時代の妖怪王だ。


「早く学校に戻らないと」

「いや、待てよ。学校には俺ひとりで行くから、鈴葉はここにいろ」

「そんなのだめだよ。私も行く」


 トワ君が私を止めるのもわかるけど、私はどうしても行きたかった。


「鈴葉が来たって何にもならないだろ。夜尾やびの化身がなぞなぞバトルを仕掛けてくるわけじゃないんだぞ」

「そ、それはそうだけど」

「ちょっと待って」


 おろおろしていた私を黒明姫は呼び止めた。


「私と紫月しづき無九むく様と直接戦うことはできないけど……」

「そ、そうですよね。同じ黒狐として裏切り者と考えられたら危ないですよね」


 彼女の事情はよく理解できる。むしろよくここまで助けてくれたものだ。


「でも、あなたのそのしっぽの力があれば、大事な先生は助けられるかもしれない」

「えっ、私のしっぽの力?」


 そう言うと黒明姫は私のおでこに人差し指をとんと当てた。


「あなたが自分の能力をうまく使えるように、私の中の葛葉の記憶を少しだけ託してあげる」


 記憶をあげると言われてちょっと身構えてしまったが、私の頭としっぽに大きな違和感は生まれない。

 けれども、私の頭の中にはさっき夢の中で見た記憶と同じ明姫あきさんと葛葉くずはさんの記憶が拡がっていく。


「大丈夫よ。鈴葉の力はきっと役に立つから、一緒に行きなさい」


 黒明姫がトワ君に告げると半信半疑ながら了承してくれた。


「うーん、葛葉くずはって名前どっかで聞いた気がするんけど」


 トワ君は黒明姫の言葉を聞いて何か思い出そうと頭をひねっているけど、時間がないので私はトワ君の手を引っ張った。


「トワ君、行くよ。アキさん、ありがとうございました」


 私は黒明姫と別れて、糸子先生がいるであろう小学校にあらためて走りだした。


  ◇


 裏門から小学校に入ると授業中なので、異様な雰囲気のわりに中は比較的静かだ。

 玄関の靴箱を通ると教頭先生が立っていた。


「あ、ああっ、すいません」


 授業中にクラスを抜け出していた私は反射的に謝る。


「糸子先生が教室で待っているよ」


 今の状況と私にかけるべき言葉が合っていない。微妙にセリフと顔の表情も合っていない。

 明らかに操られている。


「おい、鈴葉、毛女郎けじょうろうって、髪の毛の妖怪なのに人を操ることができるのか?」

「うーん、わかんない」

「そもそも、人を操る妖術っているのは思っているより簡単じゃないんだ」

「そうなの?」

「自分の分身を取りつかせたり、何か心理的な負い目を利用したりする手順は必要な場合が多いぜ」


 そう言えば、糸子先生はクラスのみんなに自分の希望を書かせていた。

 あれがみんなを操るトリガーになっていたのだろうか。

 職員室の先生にしたって糸子先生を元々いじめていたのかもしれないし、糸子先生の髪の毛から分かれていた毛の塊がトワ君の言う夜尾の分身の可能性もある。

 階段を駆け上がり、2階のクラスに入るとそこに広がっていたのは異様な光景だった。

 クラスのみんなが椎奈しいなひとりを取り囲んでいる。

 黒板ではひかりが黙々と授業を続け、糸子先生は自分の席でその様を悠々と眺めている。


「先生、私いつまで授業しなきゃいけないの?」

「うーん、いつまでかなあ。取り敢えず永久にやっててちょうだい」


 耳を疑う恐怖の言葉を糸子先生は発した。

 ひかりはこれ以上ないほどに青ざめ、ごくわずかに首を振る。


「みんな、どうしちゃったの。正気に戻って!」


 椎奈を取りかこむクラスメイトは襲いかかるまではしていないけれど、椎奈を取り押さえようとしているようだ。


「ふうん、やっぱりあなただけは操れないわね」

「先生も何か悪いものに取りつかれてるんです」


 椎奈は糸子先生に呼びかけるが、先生はにっこりと笑い返す。


「いいえ、これが私の本性なんですよ、椎奈さん、妖怪としての私のね」

「よ、ようかい?」

「あら、妖怪と言えば、妖怪の鈴葉ちゃんお帰りなさい。待っていたわよ」

「す、鈴葉ちゃん、どうして?」


 クラスに帰ってきた私を見て、椎奈は早く逃げてといった表情を浮かべる。

 私とトワ君の姿を確認するとクラスのみんながトワ君も取り囲んでくる。


「おい、じゃますんなよ。くそっ、こいつらは攻撃できねえ。きたないぞ」


 夜尾に取りつかれた糸子先生は私からは何の恐さも感じていないのか、まじまじと私たちを眺めると穏やかに微笑んだ。


「じゃあ、せっかけ巫女戦士エクレール役の椎奈さんもいるんだし、なぞなぞバトルで決めましょう」

「なぞなぞバトル?」


 パンと先生が手を叩くと薄暗い妖気が教室中に広がっていく。

 これはこっこやで見た謎幻術が使えるようになる空間だ。


「今から私が出すなぞなぞに正解することができたらこの人から出て行ってあげるわ」

「謎幻術? 本物なの?」


 椎奈はきょろきょろと薄闇に包まれた教室を見回す。


「ああ、鈴葉ちゃんは黙って見てるだけでいいのよ。それであなたの望んだ妖怪の世界が生まれるんだから」


「私の望んだ……妖怪の世界?」


 その言葉を聞いて私の足は止まってしまった。

 確かに私は妖怪の世界を望んでいた。


「なぞなぞバトルに勝ったら本当にここから出て行ってくれるの?」

「そうよ」


 なぞなぞバトルなら、椎奈がなぞなぞを答えることができれば糸子先生やみんなを解放してくれる。

 私は少しほっとしてしまう。


「じゃあ問題ね。それは世間ではやってはいけない悪いこととされているのに、それをするとみんなが喜んだり、安心したり、なぐさめられたりするよ。さてそれはなあに?」


 やってはいけないのに悪いことなのにみんなが喜ぶなんてことがありえるのだろうか。

 謎幻術に影響されたのか、クラスのみんなが笑って穏やかな表情に変わる。

 みんなが喜んだり安心したりするならそれは良いことのように思える。

 しかし、そのみんなの後ろでは大きな黒い影のきつねが現われて安心しているクラスのみんなを笑っている。

 なんて薄気味悪い謎幻術だろう。

 私は沈黙しつつ、頭の中で状況を考える。

 夜尾の化身は黒明姫と同じきつねの妖怪なのだから私たちをだまそうとしているのかもしれない。

 そう考えると、なぞなぞに正解したら出て行ってくれるという条件自体がいくらなぞなぞバトルのルールとしてもおかしく感じてしまう。


 それをすると安心する。


 私が今まさに安心したそれ。


 そしてそれはなぞなぞの答えにも目の前の先生の言動にもつながるように思えた。


「……だまされないで、答えは『うそ』だよ!」


 私が答えを口にするとクラスのみんなを覆っていたまやかしの笑顔と黒い狐の影がはじけるように消え失せた。

 私の絶叫を聞いて、糸子先生は憎々しげな光を瞳に宿した。


「ちょ、ちょっと、なんで鈴葉さんが答えるの!」

「答えを『うそ』にすることで、私たちをだまそうとしてたわね!」

「……そうよ、あなたが何もしなければ、あなたを操ることだできたのに。残念だわ」


 出ていくなんてうそ、私の考えた通りだった。

 おまけに私が椎奈を助けないことを負い目にして、私を操るトリガーにしていたなんて。


「私、あなたの正体がわかったわよ」

「あら、どういうことかしら?」

「トワ君、頭の上だよ。クラスのみんなの頭の上で狐火のしっぽを振り回して!」

「鈴葉、なんでだよ」

「いいから!」


 トワ君は私の言われた通りに狐火のしっぽを伸ばしてみんなの頭の上で振り回す。

 途端にクラスのみんなが意識を失ったかのようにバタバタと倒れ始めた。


「ほんとだ、どういうことだよ、鈴葉」

「な、なんてことをするの。私のかわいい生徒たちを」


 クラス全体が妖気に包まれていたことと謎幻術で薄暗かったことで分かりづらかった。

 けど今も私の頭の上から私に近づいていたものがあった。

 それは黒い糸だった。髪の毛だと思っていた黒い糸、それは……


「あなたの正体はクモ。女郎蜘蛛じょろうぐもの先祖返りね!」


 女郎蜘蛛じょろうぐもは下半身が蜘蛛くもの妖怪だ。


「クモ? 髪の毛じゃないのかよ」


 トワ君が困惑したような声をあげる。


「糸子先生が黒帝雲こくていうんのしっぽの適合者になったのも雲と蜘蛛の言霊がマッチしたからだよ」


 私の説明を聞いて、糸子先生はにんまりと気持ち悪く笑う。


「その通りよ。私の雲は蜘蛛の糸、蜘蛛の糸はみんなを操るのよ。さあ妖術開放、黒帝蜘蛛こくていぐものしっぽ!」


 糸子先生の唇から呪いの言葉が紡がれた瞬間、先生の背中にまるで蜘蛛のお腹のような大きなしっぽが現われる。


黒帝蜘蛛こくていぐものしっぽ、拡がりなさい!」


 しっぽからだけではなかった。糸子先生の体中から細く黒い妖気の糸がはじけるように解き放たれる。

 その糸が放たれると再びクラスのみんながゆっくりと立ち上がる。


「くそっ、これじゃキリがないぜ」


 トワ君が悔しそうに吐き捨てる。けれど、私はむしろ落ち着いて糸子先生に向き直った。


「糸子先生、こんどは私の方からなぞなぞだよ」

「なぞなぞ? 何を言っているのかしら?」


 先ほどのなぞなぞバトルが中途半端に終わったので、まだ謎幻術の空間は教室の中に広がっている。


「明るい時は見えないのに、闇が深くなるとはっきりと見えるもの、なあんだ?」


 そのなぞなぞを発した時、糸子先生の体がびくっと固まった。


「あなた、いったい何を言って」


 それは明姫あきさんからもらった私のしっぽにまつわる記憶。


「私のしっぽは闇が深くなるほど、より強く光り輝く。それは空に浮かぶお月様のように」


 私は謎幻術で描かれる記憶のまぼろしを私自身にまとっていく。

 金色の長い髪ときつねの耳、そして私の背中に輝く2本のしっぽ。

 その姿が現われるにつれて糸子先生は目を大きく見開いて驚きの表情に変わる。


「く、葛葉くずは、なぜ、あなたがなんで、なんでここにいるのよ!」


 糸子先生の中の夜尾は私の中に千年前の記憶を見ているのだろうか。


「思い出したぜ。莫大な妖力をもちながら無九の夜を倒すためだけに自分のしっぽを闇払いに特化させた妖狐」


「闇を切り裂け、幻月まぼろしづきのしっぽ!」


 世界を塗り替えるような光の衝撃が教室内に広がった。

 操られていたクラスのみんなが一斉にバタバタと倒れた。

 夜尾の化身が生み出した黒念こくねんの糸は私のしっぽの光ですべてき消えてしまった。


「まさかね。こんなところに葛葉の子孫がいるなんてね」


 倒れてしまったみんなを見下ろしながら、糸子先生は狼狽ろうばいとも苦笑ともつかない表情を浮かべる。


「まだよ、まだあなたの力が小さいうちにみ取ってやる。集まりなさい、私の分身たちよ」


 糸子先生は嬉しそうに挑発的な声をあげる。

 先生の号令によって教室の中に黒い子蜘蛛こぐもたちが滑るように入り込んできた。


「かみ砕きなさい。跡形も残さずに!」


 私の目の前で黒い蜘蛛が宙に浮いたまま大きく膨らんで、硬く金属の光沢をもつ鋭い刃物のような形になっていく。


「私のかわいい子蜘蛛たちは妖力を込めることで金属のように硬く大きくすることが出来るのよ」


 黒い蜘蛛たちはまるで獲物を狙う蛇のように私に襲いかかってきた。


「鈴葉、逃げろ!」


 トワ君が私を助けようと自分のしっぽを振り上げるが蜘蛛たちの牙の方が早い。


 不思議な感覚だった。このままだと死んでしまうかもしれないのにあんまり怖くない。

 私は襲いかかる蜘蛛たちを避けようとせず、両手を前で握りしめて力を込める。

 時間が止まったかのような感覚、ふと私の握った両手の上に誰かの手がそっと添えられた気がした。


 だいじょうぶ、あなたならきっとできるわよ。


 私は両手で記憶の中の印を結び、妖力を込めて迎え撃とうとしていた。


「人にあだなす黒き闇を断ち切れ、幻月環げんげつかんの舞!」


 私の背中から金色のしっぽが爆発するような勢いで舞い踊り、向かってくる漆黒しっこくの蜘蛛たちをバラバラに断ち切った。

 教室の空気が震えるような音とともに衝撃がそれに続く。

 私の輝く2本のしっぽは勢いのままに夜尾が取りついた糸子先生の体をも通り抜けた。


「う、うそよ、世界の王たる私がこんな子供に!」


 叫んだ夜尾の化身の声がわずかに震えていた。

 緊張と恐怖、それは終わりの瞬間を感じ取ったからかもしれない。

 夜尾の取りついた糸子先生は頭を抱えて苦しみだした。

 私の幻月のしっぽは物に触れることはできないけれど、闇の妖怪にだけダメージを与える。


「よくやったぜ、鈴葉。あとはこいつを封印するだけだ!」


 苦しむ糸子先生の頭の上からトワ君の2本のしっぽが逃げる隙を与えずに落ちて来た。


「ぐぎゃあ!」


 みっともない声をあげて、糸子先生に取りついた夜尾は教室の床に押し付けられた。

 動きを封じこめたことを確認してトワ君は着物から封印の結晶を取り出した。

 トワ君が結晶をかざして妖力を込めるとまるでそこに次元の穴ができたかのように糸子先生に生えたしっぽを吸い込み始めた。


「やめなさい、鈴葉。あなたは望んだはずよ、妖怪の世界が来ることを!」


 床に押し付けられたままの夜尾はかすかに頭をもたげて叫ぶ。


「糸子の蜘蛛の力があれば、妖怪の支配する世界がやってくるじゃない。どうしてこんな魅力的なことが分からないの!」


 夜尾の誘惑に対して、私はしっぽを糸子先生の夜尾に巻き付かせて強く締め上げる。


「うるさい。やっぱり妖怪の支配する世界なんて私は嫌。優しい糸子先生を返してよ!」


「ははは、何を言っているのかしら。一度あなたに取りつきかけた私にはわかるわよ。そのしっぽのせいでひどい目に遭ってきたんでしょう」


 夜尾の呪いの言葉は続く。


「それでも守るの? 人間を!」


 私の記憶の中の葛葉さんは信じていた。人間のことを。


「守るよ! 私は妖怪と人間が仲良くする世界の方がいい!」


 私が強く言い放つとトワ君は嬉しそうに笑った。


「ようし、鈴葉ももっと強く引っ張れ、もう少しで封印できるぜ」


 トワ君に促されて私は糸子先生に生えた夜尾に手もそえて力を込めて引っ張る。


「あああ、覚えていなさい。無九むくの夜は必ずこの世界によみがえる。夜のしっぽはまだ8本もあるのよ!」


 暴れる夜尾の叫びに負けないように私は強く足で糸子先生の体を押さえつけてしっぽを引っ張る。


「まぶしい光のあるところには必ず黒い闇の欲望が存在する。8本の夜尾たちはその欲望を解放するわ。楽しみね、妖怪大戦争の幕開けよ!」


 その断末魔を最後に夜尾が糸子先生の体から抜きとられ、封印結晶の中に吸い込まれた。

 吸収が治まると結晶の9つに分かれた先にはめ込まれた白い宝石のひとつが黒く染まった。


「はあ、お、おわったの」


 何とか夜尾を封印することができた。

 同時に謎幻術は解除されて、私を包んでいた金色のまぼろしも消えて行く。

 安心して私の体から力が抜けたけど、次の瞬間、教室の引き戸が勢いよく開けられた。


「先生、すごい音でしたけど、何があったんですか!」


 教室からの振動と騒音を聞きつけて、他のクラスの先生たちが私のクラスに駆けつけてきたのだ。


「ちょっとあなた、先生に何しているの!」


 教室に入ってきた先生たちに言われて確認すると、私の足が糸子先生の頭を踏んでしまっている。

 まるで私が先生を土下座させて、頭を踏みつけているようだ。


「ち、ちがうんです、これは、トワ君どうしよう!」


 私がトワ君に助けを求めると、さっきまでいたトワ君の姿がない。

 慌ててその姿を探すと教室の床にトワ君のぬいぐるみが転がっている。


(やばい、妖力を使いすぎて、体がぬいぐるみにもどっちゃったぜ)


「えっ、えええ、なにそれ?」


 私が混乱した声をあげていると、教室に入ってきた先生に手を握り締められた。


「あなた、先生に何したの?」

「えっ、いや、これは妖怪退治を」

「妖怪退治? 先生が妖怪だっていうの?」

「あっ、いや、それは……」


 私が言葉に詰まった瞬間、私の襟首が先生にがっしりとつかまれて連行されることになった。


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