短編集2

18.砂漠に聖水撒いたら芽が出たんだけど。草生える (500文字)

■タイトル

砂漠さばく聖水せいすいいたらたんだけど。くさえる


だい0(ほんぺ) くさえる


 ワイ砂漠さばくくに転生てんせいす。


「ほーれーほれほれ、聖水せいすいちゃんだよぉ」


 なぜからないがわたしからは聖水せいすい仕様しようだった。

 ちょっとたくさんくとおはらがすいちゃうんだけど、それくらいかな。


 毎日まいにち砂漠さばく聖水せいすいいてあるいていたら、がね。


がああああああ」


 たんですよ。


くさえるwww」


 オアシス都市としよこに、草地くさちひろがっていた。


 むかし、テレビでたことがある。

 砂漠さばくえる土地とちでも、あめると週間しゅうかんくらいには花畑はなばたけになるんだって。

 砂漠さばくにはたねっこがあって、みずってるんだそうだ。


「すごい、すごいですぞ。姫様ひめさま~~」

「うんうん、やっぱりわたしのおかげだよねぇ」


 スイカのはないて、薬草やくそうもたくさんの種類しゅるいした。

 オアシス都市としでも、こうして生活せいかつできそうだった。


 くさえたところでは、よん属性ぞくせいのカラフルな妖精ようせいたちがおどまわっていた。

 それを住民じゅうみんたちもくわわり、いまではどんちゃんさわぎだ。

 ラクダのミルクさけなどをり、宴会えんかい発展はってんしている。


「や~ほ~い~」

「さぁ~よっと、もういっちょ、よいっしょ」


 うたおどれとさわいでいる。

 よほどうれしかったのだろう。


 こうしてオアシスの花畑はなばたけ伝説でんせつとなるのだった。


(了)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る