隣の生徒は戦闘員

【第5章：目覚める悪の参謀-2】

英語教師から魔法の熟女、次は花屋の潜伏、性格の荒い美男子。

「すみません、まだ開店していません。」

バラの葉を刺から切り取っている青年に、柔らかい声で断られました。彼は手に持っている道具を置くと、その道具を一度こちらに向けてから、私の顔を認識して、優雅な微笑みで言いました：

「あなたは前回の方ですね、砂土は気に入っているようですね？」

「はい、おじいさんはそれを気に入っているようです。」

残念ながら花を植えるためではなく、床に寝るために使われています。

「それは本当に良かったですね、できるだけすぐにお招きしたいですが、私たちは9時から営業を始めるんです。」

「すみません、今日は買い物に来たわけではありません。」

「それでは園芸の質問ですか？」

「それでもない、アースグリーンに週四の対決に出席してもらいたいんです。」

仲佑さんは驚いたように碧緑の瞳を見開き、しばらく呆然としてから、表情を通常の笑顔に戻しました。

「あなたはストレイズの人なのですね、残念ながら、あなたが直接誘っても、その要求には応じられません。」

「理由を教えてもらえますか？」

私はまだ彼と、それに精神的に潔癖症で、怒りっぽいアースグリーンが同一人物であることを想像するのは難しい。

「私は昼間は店を見ながら、夜は授業を受けています。特別な事情がない限り、無断欠席したくありませんし、なおさら─」

彼は手で一旁の百合の花のつぼみを軽くなでると、嫌悪の表情で答えました：

「もし任務ならまだしも、無駄に汚れた汚い店の外で無駄に時間を過ごすのは嫌だ。」

都市を嫌うのなら、なぜ彼は田舎に引っ越さないんだろう？

この人は徐琳先生ほど簡単に取り扱えない、幸い私は備えがあります。

「蕭さん、もし私がこの子お礼に添えたらどうですか？」

私はしゃがみ込み、左手のビニール袋を引き裂き、緑色の光がそこから噴出しました。

「これ、これは！？」

手首で光を遮る仲佑さん、視線はまだ中のものに引き寄せられています。

もちろん、私が家から一生懸命持ってきたもの、親父が大切に育てた松の

鉢植え─松ちゃんです！

「専門家である蕭さんなら、その価値を理解できるはずです。」

私は園芸には全く詳しくないんです。ただ、親父がこれに多くの時間を費やし、近所の人から賞賛されていることは知っています。

期待に胸を膨らませた仲佑さんは速足で前に進み、小さな松を至近距離で観察しました。

「枝の太さと密度は完璧で、葉の色も目立つものですし、サイズは小さいですが、風雪に耐えた老樹の風格が感じられます。まさに松の尊者！」

彼は笑顔でたくさんの賛辞を続け、長い間考えた後も難しい表情を見せました。

「...こんな貴重な贈り物、私には受け入れるのが難しいこと、お許しいただきたく存じます。」

「それは本当に残念です。これはまだ半分に過ぎません。」

私は右側のビニール袋を引っ張り下ろし、もう一つの輝きが再び仲佑さんを驚嘆させました。

「松に相応しいヒノキですか！？踊るような美しい螺旋、生命力に満ちた姿勢、それを見ているとまるで高山に身を置いているようで、そよ風が顔を撫でる感覚は抗えません！」

「このふたりの子、松ちゃんとヒノキちゃん、私が安心して託せるのは蕭さんだけです」

ごめんなさいね親父、後で必ず埋め合わせます。

仲佑さんは金庫番のように、両方の鉢植えを両手で抱え、その真ん中で私を見上げ、非常に熱心な口調で答えました：

「必ずやこの対決に参加させてください！」

徐琳先生と仲佑さんの同意を得た後、英ヒーローサイドはこれで全て整います。次は黃隊長からの良い知らせを静かに待つだけです。

安心感に包まれながら基地に戻る途中、王海さんに挨拶しに行きたくなり、ちょっと遠回りしていたら、予想外の光景にぶつかりました。

開店準備中の王海さんは、風衣を着た黒人と論争していました。相手の強引な雰囲気は、王海さんを困惑させ、頭を振るばかりでした。

その黒人は道を尋ねているのでしょうか？おそらく言葉の壁の問題です。

私は前に進み、両者の論争の内容を聞き取りたいと思いました。

「何度も来ているのに、もう少し安くしてもらえないのか？」

「すでに十分安いよ、ここは海老を専門に売っているわけじゃないんだから、卸値で計算しろと言われても損するよ、イカ怪さん。」

「何、この外国人をイカ怪って言うのか！？」

私は過度な驚きに、口を滑らせて会話に加わってしまいました。

「山陸！こんな時間に学校じゃないのか？」

「どうでもいいよ、この人はイカ怪だと言いましたね。」

その黒人は傲慢な態度で唾を吐き、答えました：

「なんだ、小僧、私の擬態モードを見たことないのか？」

「甲殼じじの外見は普通だし、なぜあなたは黒人になっているんだ？」

「もともと古銅色の完璧な肌に設定されていたんだけど、色の調整があまり上手くいかなかったんだ。」

視線を逸らすイカ怪も、自分の見た目がどれほど不自然かを理解しているようです。

何が調整がうまくいかないだ、日光浴をしているつもりでいいんだよ、その誤差はまさに焦げたレベルだ。

「ところで、山陸、お前が戦闘員になるなんて思ってもみなかった。」

「どうぞよろしく、オーシャンブルー。」

昨日まで資料を読み返して初めて気づいたが、王海さんは五色戦隊の青の戦士だった。

その時は、彼がうっかり椅子を投げてきたから、後でそれを補うために私にたくさんの魚をくれました。

「大丈夫か？この仕事は想像以上に大変だからな。」

「大丈夫です、前にも実戦を経験している。」

「それならいい、どこまで行けるか分からないが、とにかく体を鍛えろ。何か手伝いが必要なら言ってくれ、俺は全力でサポートするからな。」

「了解、ありがとう王海さん。」

ヒーローが戦闘員を応援するのはなんだか奇妙な感じだ。

イカ怪も価格交渉を諦めず、私の顔に手を向けてこう言いました。

「私とこの小僧、仲良しでさ。値引きしてくれよ。」

「まだそのことを言ってるの？無理だ、それとそれ、これとこれ。」

「ケチなシーフード野郎。」

「シーフードが言うな、不満なら自分で海に行って捕まえろ！」

イカ怪はエネルギーの消耗が激しすぎて擬態を解除する必要があると言い、飲み物が重すぎるとまで言って私に手伝ってもらいました。彼が何度か嘘をついているのではないかと私は疑念を抱きました。

「おまえたちが影豪を監督するって言ってたじゃないか？ なぜ勝手に出てきたんだ。」

「もちろん、トレーニング用のものを買いに来たんだ。お前が用意するって言っただろ。」

海老は朝食になるかも、なぜこれだけの飲み物を買うのか？

まあ、元気ドリンクもあるから、もう一度走らなくてもいい。

道路の信号が緑から赤に変わり、向こちらに歩いてくる姿を見て、私は驚きました。

私に気付いた悠月は、明らかに一瞬遅れて反応し、態度も何か不自然でした。

「ここで何してるの？学校は？」

「模擬試験の前の雰囲気が緊張しすぎて、病気を装って休みをもらったの。あなたも同じでしょ？」

「あなたとは違って、私はとても忙しい。」

「どんな事？それに、さっきから気になってたんだけど、なんであなたはイカと一緒に歩いているの？」

「待って、それ見えるの！？」

「この完璧なボディを持つ豊満な女子高生が、私を見ることができるの？」

悠月がなぜ彼を見ることができるのかは分からないが、とにかく説明しなければならない。

「これは私の親戚です。彼は今、マペットショーのパフォーマンスに急いで行く途中で、人手不足のため今日は私を一緒に行かせてくれました。」

「マペットのコスチュームには見えないね。表面がこんなに湿っている。」

「痛い、乱暴に触らないで！私の繊細で滑らかな肌が傷つくわ。」

「これってマペットのコスチュームじゃないの？」

「マペットのコスチュームだよ！彼はただ興奮しすぎているだけで、ははは…」

私はイカ怪を睨みつけ、彼に慎重であるように示唆しました。

「ジッパーはどこ？」

「そ、それは…？」

イカ怪は救いを求めるような目で見つめ、私はしょうがなく続けた。

「この服のジッパーは内側に設計されていて、このやつは太り過ぎて服がきついんだ、着脱が難しいから無理にしないでくれ。」

悠月は疑念の表情を浮かべ、イカ怪にじっと見つめ、しばらくしてようやく興味を失ったように言った：

「ごめんね、あなたたちをこんなに長く引き留めて。成功するを祈ってるよ。」

「どういたしまして、理解してくれるだけで嬉しいよ。」

彼女は友好的な手を差し伸べて別れを告げ、イカ怪も彼女の手を触る。

ただし、触手を使って。

「やばい！」

やっと気づいたのか、この馬鹿！

強い疑念を抱く悠月は、イカ怪に次第に近づいていった。

「おまえ人間じゃないんでしょ？」

イカは粘液のような冷や汗をかき、私は絶望的な気持ちで前に出て、彼を三度も擁護することになりました。

「冷静に考えてごらん、この世界で人間の足を二本持ち、堂々と街を歩くイカがいると思うか？」

「もちろんあるよ！」

彼女の両眼は信じ続ける光り輝く光で輝いており、私はどう返答すべきかわからなかった。

まったく、この人が重度のSFファンであることを忘れていた。

「もしこいつが本当にイカなら、どうするつもり？」