隣の生徒は戦闘員

【第3章: これはどういう対決だ！-4】

この砂はかなり重いですね、もっと遅くに買っておけばよかった。

歩調を速めようとしてシャツのボタンを解き、土袋を肩にかけ、急歩から軽い走りに切り替えたところ、交差点に近づいた時、向こうの通りで女性の叫び声が聞こえました。

振り返ってみると、バイクライダーが赤信号を突破し、道路を渡る婦人にほとんどぶつかりそうでした。

「ああ、危ない！もしもう一歩前進していたら─ああっ！」

道路を見ていなかった私は、正面に戻ると何かに顔をぶつけ、仰け反りました。

痛い！幸いにも土袋を肩にかけていたので、地面に倒れた際に頭が直接ぶつかるのを防げました。

何が起こったのか分からないまま、地面に横たわり、果てしない青空と雲を楽しむことにしました。

「覚悟しろ！泥棒─楊山陸！？」

額に手を当て、身体を起こして、向こうから驚く女性を見上げました。

「白悠月！？」

白悠月は両手を合わせ、腰を曲げ、白髪は滝のように流れ、頭を低くして謝罪しました。

「ごめんなさい！叫び声を聞いたので、強盗事件かと思ってしまいました。」

「正義感はいいけど、なぜ私を強盗だと思ったんだ！」

「あなたが必死に走っていて、荷物を持っていて、服の下から不審な黒い服が見えたからです。」

説得力があり、私はまったく反論できませんでした。

彼女の差し伸べた手に掴まり、立ち上がり、地面に落ちた土を拾いました。

包装が壊れなくてよかった。道路で土をこぼすことがあれば困る。

「なんて言うか、あなたの頭は結構頑丈なんですね、普段から鍛えてるのかな。」

見た目には問題ないように見えたので、その女性はただのおしゃべりで誤魔化そうとしているようでした。

「頭蓋骨はもちろん頑丈ですよ、あなた本当に足で蹴ったの！？」

彼女の筋肉と関節はどれだけ柔軟なのか、私は足をそんなに高く上げることはできません。

「ごめんなさい、次回気をつけます。今回は許してください。」

説教を始める前に、悠月は非常に不快そうな表情を浮かべていました。

今はこの人と口論する余裕はないので、ポケットからリストを取り出して確認し、そんなに蹴られて、何もかも忘れてしまいました。

「私はまだ何か買わなければならないので、失礼します。」

出た瞬間、彼女は奇妙な笑顔で後ろからついてきました。

「謝罪のしるしに代わりに買っておきます、たまたま時間が余っているんです。」

「試験が近いなら、余裕がある時間は家で勉強するか、優秀な彼氏と過ごすべきですよ。」

まずい...気づかずに辛辣な言葉を口に出してしまった、自分はまだ成熟していないようだ。

「あの人は忙しいんですよ、毎日本に埋もれています。」

不機嫌そうな悠月は目をそらし、私の辛辣な発言に特に気にしていないようでした。

「楊山陸も台湾大学に進学するつもりなんでしょう？ 今、どれくらい勉強していますか？」

「まあ、そこそこです。」

なぜ邪悪な組織の手伝いをしているのか、私自身もよく分かりません。

「これらのものを買いたいのでしょう？ お任せください。」

悠月は私から紙切れを奪い、隣のコンビニに入って行きました。

「ええ、会社番号を記入するのを忘れないでください！」

財布を手渡した後、私は重たい土の袋を置き、ポケットからフラッシュカードを取り出して勉強を始めました。しばらくすると、悠月が商品を持って戻ってきました。

「買い終わりました、運んで帰るのを手伝いましょうか？」

「結構です。ありがとうございます。」

「ところで、あなたの趣味は実に悪いですね。なんでこの奇妙な服を選ぶ？」

悠月は私の服についている奇妙なパターンを指でつついた後、私は恥ずかしそうに後ずさりました。

「親父からもらった服なんだ、彼は奇妙な服を収集するのが好きで、奇妙な服なので中に着ているだけなんだよ！」

「なるほど...。まあ、ではさようなら。」

悠月は微笑みながら手を挙げ、私は袋を抱えて沈黙して応答しました。

まだ前回のような気まずい雰囲気にはならず、やはり人と人の問題は時間が解決してくれることがあります。しかし、自分がどこで彼女を怒らせたのかはまだ理解していません。

最後に、やっぱり親父のファッションセンスはひどいね。