第33話ソフトチェンジ

明日になれば、すべて忘れることを、奪うなら、虚脱の感覚が、さようならと言う。

一つ、あるなら、秘められた幻が、密やかに、蜜月の晩に刈り取る、再会の歌が、ありがとうと言う。

歌うように、生きてきた。

そんな気分で、ソフトチェンジ。

マイルドな空気に、山並みに、消えていく蛇行する雲が、訪れる、まだ待っている世界のために、月面に落ちた魂が、去ることを運命づけられた、不思議な声に導かれ、軌道を保って、ぬくもりを愛した、背中に世界を感じる、宙に飛ぶ鳥の安らぎに、羽をかざした太陽に。

晴れ渡る早朝のソフトチェンジ

まだしも、晩に消える音。

静かな俺の息が、去ることを知らない諦めきれない夢の幻に、追いすがる醜さを、打ち払う、大きな扇子で。

追い風になった、着替えて、虚空に手を伸ばす、届かない、夢に、泣いた夜。

待つことができない。

疼く感覚に、追い越せない世界の裏側で、真実を知った詩人は、真実から目を背けた。

すると不思議な波長が、偽りを超えて、やってくる。

逃避の文学に、真実を見る。青春の媚薬は、陶酔の果てに、重い魂から、ガスを抜いて、大きく膨らました風船をバルーンにして、乗る。

すると、空の上で、恋人を知った日に、別れる予感を暗示する、そんな変化が少しだから、希望何ていうことを叫んだこと、後悔するけど、始まりに終わりを予感するなんて言うことは、不潔だから、観念を捨てて、たどり着くままに、葛藤の朝を迎える、そんな強弱のままに、失うことを恐れない無謀な挑戦が、いつか決着を迎えるなら、今日を生きる。

今日を生きるから、駆けていく走っていく。

もう、日が暮れて、薄暗くなった原っぱで、独りきりの時を、落日の風が、頬を通り過ぎていく。

少しの変化が、世界を変える。

角度の変わった自分の目が、突き抜けていく感覚を染めるなら、涙の色さえ、あの空。

赤い情熱のたどり着いた先に、また変化があるから、諦めることをしない君の眼は美しい。

肯定感を抱いた、あの大地に、蹴った音に、巻き上げる土埃、涙が乾いたら、先へ行ってほしい。

奪うことを知った年ごろから、奪われることを恐れる世界のシステムは崩壊して、でも君の心の中にある太陽は、照りつける日照りの大地に、影を落として、静かな夢が、傷ついた君の変化を嫌う世界を呪った、そして、自由の前にたたずむ影を消す。きっとうまくいくと発した声に、悲しい光が、宿るから、今は、目を閉じて、明日を迎える時に、空虚なガラスに、曇る空が映り込んで、着替える時、何ということはない。

軽い変化が、俺の胸を吐く、命の価値は吐き捨てて、愚かな世界が去ったら、手繰り寄せる、一つの価値を。

何だろうかと思って、ふっと見た窓に、薄明りの星が浮かんで、今日の始まりに、そっとさようならを告げる。


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