第28話ダンシングクイーン
フロアで踊り明かしたあの頃に、戻りたいと思った。
ティーンバランス乱れうち。
乱れ咲く花の色のリップをつけて、愛のクリーム塗った。
心に咲いているという花が、群れて咲く草花の間から足のように伸びて、僕の頬に触れる距離を測る。
推定してかなりの間、僕と君は離れてる。
縮めたいこの想いを受け取って、花と共に。
釣れないそぶりを見せないで、それも愛おしいけど。
解けた髪の毛に、うずまる、顔にかかるコロンの香りに、いっちゃうよと言った、部屋で、物思いの似合わない僕と君は、ダンシングクイーンのナンバーに乗って、踊りまくった。
朝が来る頃、かき乱すリズムに、飽き足らない体が、もつれる足をまだ延ばしたがる。
甘えないで、ベイビー
甘えないでよ、ダーリン
そんな声に、廊下の母さんが、あきれたように、ドアを蹴って、もう帰りなさいなんて言うから、参ってしまうよ。僕のクイーン。
愛してるよ。世界の中で、一番さ
寂しげな、メロディが似合わない君は、鼻先で笑った。
生きてんな、グッドキス。
どうかチークタイムに、踊ったナンバーを忘れないで。
君が大人になっても。
約束だよ。ベイビー。
愛してるよ。本当さ、本当だよ。
何度もいい直しても、君のリップクリームが渇いて、もう一度塗る頃に、またキスしたら、転がりまわろうよ。
そう寂しさなんてどっか行けよ。
君は行かないで。
だって寂しいじゃないか
僕はきっとおかしいのかな
君は正気だから、もっとおかしく見えるよ
愛してるよ。ベイビー
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