主婦をしながら小説を書くって難しくない?
主婦をしながら小説を書くって正直難しい。
何が難しいっていうと、モードチェンジしにくいということと、小説の中に入り込めないということ。
主婦であるあなたは、いったい、いつ小説を書いているのか?
そう問われた場合、「息子が幼稚園に言っている間です(こまり笑い)」と答える。
こまり笑いというのは、私が専業主婦をしながら小説を書いているというところに若干の罪悪感を抱いてしまっているからだ。
さて、話を戻そう。
息子が幼稚園に行っている間に小説を書く。
それが主な執筆時間になるのだが、そう順調にいかないのも現実。
息子が体調を崩した場合、一気にその執筆時間は看病の時間に変わる。
35時間――。
これは、私が先月から今月にかけて執筆に充てれたはずの時間だ。
しかし、息子が1ヶ月ほど体調を崩し、幼稚園を半月ほど休んでいたため、日中に執筆することはできなかった。
さらに、息子がいる中で小説を書くというのも、また難しい。
それは、「お腹すいた」「飲み物こぼした」「テレビ見たい」という息子の要求にいちいち、「小説家モード」の私から「お母さんモード」の私に切り替わらなければならないからだ。
正直に言うと、がっつりと集中して執筆しているときに話しかけられるのはとても困る。
なぜなら、頭の中に浮かんだ言葉やシーンというのは一分一秒でふっとどこかへ消えてしまうこともあるからだ。
だからのりにのっているときに、一度「お母さんモード」を挟んでしまうと、書きたいものが書けなくなってしまう。
それから、息子や旦那さんがいる中で執筆するというのも難しい。
私はHSPでエンパスなのだが(自己判断)、周りの音や気を受けてしまいやすいので、気が散ってしまう。
小説を書く時は、がっつりと小説の中に入り込んで、動いていくキャラクターたち、空気、匂い、風、などを疑似体験しながら、急いで文字にしていく。
だが、気が散ってしまうと、がっつりと小説の中に入り込むことができなくなり、物語が進んでいかない。
うん。難しい。
理想を言うならば、ワンルームの仕事部屋を居住している場所とは別のところに借りたい。
だが、今はそれは難しい。
だから、子育てと家事をしながら、小説を書いていくしかないのだ。
難しい。
難しいけれど、できないわけじゃない。
がっつりと集中できる時間はどうやったって限られている。
ならばその中でやっていくしかない。
世の中には、書くペースが速いうえに良質な作品を書いている小説家さんたちがたくさんいる。
だが、そんな方たちと比べてはいけない。
私は書くペースが遅い。
それに、アイディアが浮かぶのも遅い。
凄い人を見てはすぐに落ち込んでしまうくらいに打たれ弱い。
家事を放っておいて執筆に集中できる性格でもない。
それが私なのだ。
私は私のペースでやっていくしかないのだ。
負けず嫌いで完璧主義のくせにヘタレだという性格を認めて、やっていくしかない。
私は私のペースで小説というものに向き合っていく。
大事なのは、最後まで書ききること。
今の私ができる、最善のペースで進んでいきたい。
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