小説を書きながら孤独を感じる
小説を書きながら、孤独を感じることはないだろうか。
私はよくこの状態に陥る。
小説談議をしながら楽しみたいのか、自分の書いた小説を読んでもらってリアクションをもらいたいのか、どちらか分からなくなる。
小説コミュニティやサークルなどに入っていると、そのような交流が生まれるのだろうか。
ただ、私は大人数でのコミュニケーションや、頻繁なやり取りなどがとても苦手だ。
だから、仲の良い小説友達がいたらいいのにと、願ってやまない時もある。
そもそも、なぜ孤独を感じてしまうのか。
それは、おそらく、「自分で書いた小説を読んでもらえない」という状況に対して孤独を感じてしまうのだろう。
読んでもらって、私は孤独感を埋めたいのだろうか。
そう思ったら、なんとも勝手な話だと思う。
小説を読んでもらいたい。
フィードバックがほしい。
感想がほしい。
読んで面白いと思ってほしい。
楽しんでほしい。
元気になってくれると嬉しい。
そんな身勝手な感情が定期的に出てくる。
しかし、「小説を読んでフィードバックをしてもらう」というのは、読んでフィードバックする側からしたら、とても大変なことだろう。
小説を読む時間の確保や、言いにくいことをきちんと相手に伝えるという要素が入ってくるからだ。
もう一度「孤独を感じる」という感情に向き合ってみたい。
私のこの孤独を感じてしまう感情はいったいどこから来ているのだろうか。
なぜこんなにも孤独を感じてしまうときがあるのだろうか。
みんなこの孤独を感じながら小説を書いているのだろうか。
読んでもらえたら、この孤独は埋まるのだろか。
それとも、自分の小説は誰の心も動かすことができないのだと、そう思ってしまう自分がいるから、人を求めるのだろうか。
分からない。
今は分からないということは、分からなくていいことなのかもしれない。
書き続けた先でしか分からないことがあるのだとしたら、書き続けるしかないのだ。
けれど、やはり、伴走者がいてくれると、心強いものだ。
人はひとりになりたがるし、だけど、ひとりが続くと怖くなる。
「孤独」という感情と向き合っていくしかない。
私は、孤独を満たすために、このエッセイを書いているのかもしれない。
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