焦りとか嫉妬とか他人軸とか

小説を書いている人なら多くの人が感じたことがあるのではないかと思うこと。


それはなかなかコンテストや公募で結果が出ないことの焦り。

知っている人がコンテストを通過していたり書籍化やコミカライズしていることへの嫉妬。

小説をアップするも全然見てもらえず、自信喪失。


私はこのすべてに心当たりがあるし、なんなら今もその感情がよく「ゲヘへへ」と顔を出しては私の心を黒いもので覆いつくしてくる。

焦りや嫉妬という感情は、私が落ち込んでいるのを見てにやにやしているに違いない。


焦らせたいマンや嫉妬してみろマンが近くでニヤニヤしてんのは、分かっているけれど、落ち込んでしまう。


不安や嫉妬が出てきたり、他人軸になると、大きな弊害として「自分迷子」と「自己肯定感の低下」が起こる。


私が陥りやすい「自分迷子」としては、カクヨムや小説家になろう、エブリスタ、魔法のⅰランドなど多くのWeb小説サイトがあるが、どこに投稿していいのか分からなくなる、ということ。


このときの心の動きを観察してみると「とにかく早く評価が欲しい!」みたいな感じだと思う。


けれど、Web小説サイトごとに読まれやすい傾向の小説というのがある。

私が小説を投稿したことのあるサイトはカクヨムと魔法のⅰランドなのだが、カクヨムは異世界転生、悪役令嬢などが人気で、魔法のⅰランドはヤクザやヤンキーなどのケータイ小説のような恋愛ものが人気(私分析)。


だから「評価が欲しい!」という想いだけで投稿しても、求められている小説ではなかったとしたら、評価は得られない。


私は異世界転生小説も悪役令嬢が登場する小説も書けない(読むのは好き)。

そして胸キュン連発の恋愛小説も書けるかと言われたら……怪しい。

エロティックな小説は書けない。


私が書けるのは人間ドラマに恋愛をちょっと絡めるような現代小説。


だから、多分、カクヨムや魔法のⅰランドに投稿するならば、そこに受け入られる小説を考えなければいけないのではないかと思う。


けれど、それはそれで自分のスタイルを変えるということになるから、難しい。


ここで気を付けなければならないと思っていることは、


「誰かに評価してもらう→私の小説は面白い」


となってしまうこと。


この方程式ができてしまうと


「誰にも評価してもらえない→私の小説は面白くない」


となってしまう。


たしかに分析して、学んで、改良して、面白い小説にしていくのはすごく大切なことだが、面白いという評価を他人に任せてしまうと、書いていて苦しくなる。


ずっと「他人の評価が気になる」ことに悩んでいた私が最近出した結論!!


思考を飛ばさない!妄想をやめる!

ということ。


人の評価が気になってしまう時は、意識が今にない。

妄想の世界へ飛んで行ってしまっている。


私の普段の行動を挙げるならば、小説やInstagramで投稿する。

そのあと皿洗いや洗濯物などの家事をする。

家事をしながら「さっきの投稿どうなってるかな」「誰か読んでくれたかな」「いつもより伸びたかな」みたいなことを考え出し「自分の書いた小説」よりも「どれだけの人が読んでくれたか」「どれだけの人が好きと言ってくれたか」を妄想し続けてしまう。

さらに「あの人はすごいもんな」とすごい人を登場させて自分を比べさせにいってしまう。


だから「さっきの投稿どうなってるかな」と気になった時は「今に集中!!」と意識を戻し、目の前のことを考える。


これをするようになって、だいぶ自分で自分のことを下げなくなった。


自分の今書いている作品を書き上げることに集中する。

読んでくれる人に感謝をする。


すごい人に嫉妬をしたり、今自分のやっていることは正しいのか不安になることもあるけれど、そんな感情ともうまく付き合いながら小説を書いていきたい。


小説を書いているみなさん!一緒に頑張りましょう!

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