クイズ!了真王! 一陣(刀華、創華、ミコト、グア子) 前編

「ご主人様を1番よく知っているのは誰だ!クイズ!了真王!」

「「「「いぇぇぇぇぇぇーい!」」」」


ノリノリで口上を叫ぶメイに刀華と創華とミコトとグア子たちもまたノリノリで答える。


今日はメイ考案のイベント決行日である。


なんか先週いきなり了真王やるんで12問質問に答えてくださいって言われてあれよあれよという間にこんなことになっていた。


何が何だか分からないが楽しそうではある。


「えーあまりにも人数が多かったため3グループに分けたまずは一陣と言うことで…張り切って参りましょう皆様!」

「「「「いぇぇぇぇぇぇーい!」」」」


コピペかな?


「ルールとしては私が先週撮った動画を流すのでその動画を聞きながら途中で問題を出していくので、手元に用意されたそのフリップにお書きください。正解数が最も多かった人が決勝に進めます」

「決勝とかあるんだこれ」

「あります。では1人ずつ意気込みを聞いていきましょう。刀華様」

「はい!私はリョーマの師匠として艱難辛苦を共にしてきました!絆の強さなら誰にも負けません!リョーマ!見ててね!勝つから!」


そう言い刀華がこちらを向き笑顔を浮かべる。


自信凄いな刀華…これはいきなり優勝候補か…?


「はい良い意気込みでしたね、刀華様ありがとうございました。では次創華様」

「はい。私も自我を持つ前からリョーマとは苦楽を共にしてきました。つまり生まれてからずっとリョーマと一緒と言っても過言ではありません。負けませんよ、私は」


ふむ…凄い自信だな…これは早速優勝候補か…?(2回目)


あと過言じゃない?それは。


「素晴らしい意気込みありがとうございます創華様。では…ミコト様」

「はいなのじゃ。儂は悪さをしてしまった時に主殿に救われてから主殿をずっと無意識で慕っておった。主殿の一挙手一投足に注目し一喜一憂しておったあの日々が儂を今日、優勝に導いてくれるじゃろう。今日勝つのは儂じゃ」


ふむ…凄い自s(省略)


ミコトに昔から惚れられてたの初めて知ったな。懐いてたのユダの影響じゃ無かったのか。


「ありがとうございますミコト様…では最後クトゥグアちゃん」

「はい!私は確かにまだリョーマ君の妻になってから日が浅いけど愛に日にちなんて関係無いとこの場で見せつけてやります!勝つぞ!」


ふむ(省略)


確かに友情にも愛情にも日にちはあんま関係ないよな。


「クトゥグアちゃん素晴らしいですね…100万点くらい上げたい」

「司会者が依怙贔屓すんな」


グア子に甘すぎだろこいつ。


「では皆様の意気込みも聞けたとのことで…ご主人様何か一言お願いします」

「えっ急に?そうだなぁ…真面目に答えたやつばっかりだから頑張れば全問正解出来ると思うから全問正解したら何か言うことひとつ聞こうかな。なんでもいいよ」


何の気なしにそう言うと誇張表現なしにその場の空気がガラッと変わった気がした。


「何でも…?」

「なんでも聞く…?」

「これは…」

「負けられないですね…」

「はいご主人様の一言で完全にやる気が上がったところで早速動画見ていきましょう。どうぞ」


予めメイに頼まれて作っていた大画面のテレビに先週の映像が映し出される。


『では始めますよご主人様ー』

『OKなんでも聞きな』

『童貞ですか?』

『分かりきってんだろ。ちげぇよ』

『私のこと…好きですか?』

『えっうん好きだよ』

『えへへ…』

『…』

『…』


「儂ら何見せられとるんじゃ?」

「カットしてよこの部分」

「すぐ!すぐ問題くるので少々お待ちください!」


忘れてたのか赤面しながらメイがそう言う。


『まっまぁそれは置いといて…ご主人様がついやってしまう癖ってなんですか?』

『ついやってしまう癖かぁ…』


「ここで問題です」


映像を一時停止させてからメイがそう切り出す。


「この質問にご主人様はなんと答えたでしょう。お手元のフリップにお書きください」

「ぐむむむむむなんだろう…」

「ふふ…余裕ですね」

「なんじゃろなぁ…」

「私これ分かるよ!」


4者4様何かを呟きながら手元にあるフリップに回答を書いていく。


全員回答を書き終えたのでメイの合図で一斉にオープンする。


「では皆様の回答…オープン!」


刀華「刀華を目で追っちゃう♡」

創華「なんの意味もないのに帽子をかぶってしまう」

ミコト「鼻歌を歌ってしまう」

クトゥグア「意味もなく帽子をかぶる」


「えぇーっと…では回答に触れていきたいんですが…刀華様は飛ばして創華様から聞きましょうかね」

「なんでよ!」

「願望でしかないからですよ」

「だって思いつかなかったんだもん…」

「創華様は何故その回答に?」

「この前デートに行った時にボヤいていたのでそれを覚えてたんですよ」

「おぉ自信ありと…ミコト様は?」

「思いつかなかったから…ありそうなのを…」

「打って変わって自信なさげなご様子…えぇークトゥグアちゃんは?」

「メイちゃんとリョーマ君とカラオケ行った時に言ってたから!」

「本人に聞いているのが2人もいるということは…?では動画を再開します」


『意味もなく帽子をかぶることかな』


「はいという訳で創華様クトゥグアちゃん1ポイント!」

「ふふ当然の結果ですね」

「やった!」

「リョーマとのイチャイチャラブラブデートがぁ…」

「主殿に1日ドロドロになるまで甘やかしてもらう予定じゃったのに…!」

「どんまい」


つかそれくらいなら言ってくれたらいいのに。別に断らんよ?俺。


「阿鼻叫喚ですが動画はまだまだ続くので見ていきましょう」


『ご主人様頻繁に帽子かぶりますもんね』

『もう癖なんだよねぇ』

『では次は最近ハマっているものを教えてください』

『最近ハマってんのは…』


「ここで問題です!ご主人様が最近ハマっているものはなんでしょう!」

「ふっ分かんない」

「最近ハマっているもの…なんだろう…」

「これは儂分かるのじゃ!」

「私も分かった気がする!」


刀華もうこれ無理じゃね?自信通りならグア子が優勝候補かな普通に。創華は自信なさげだし。


「では回答出揃ったようなので回答見ていきましょう!どん!」


メイの立ち位置楽しそうだなぁ。


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カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)

カァッ(長編予定の新作投稿したので良ければ見て評価して頂けたら嬉しいです)

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