いつもの日常
「様…」
いつものように心地よい感覚に包まれながら夢の世界でダンスをかましていると何か声が聞こえてくる
「人様…」
俺が並の声量では起きないと察したのか段々と聞こえる声が大きくなってくる
「ご主人様!!!」
「うるせぇぇぇぇぇ!」
耳元で大声で俺を呼ぶメイに耳を破壊されながら心地よい夢の世界から叩き起こされる
「まだ耳キーンってすんだけど…」
「こんな時間まで起きないご主人様が悪いんですよ?今の時間見てみてください」
「もう14時なんだ…早いね。二度寝していい?」
「駄目です」
「ちぇっ」
14時まで寝てたんならもう1日捨てようよ
そんな事を思いつつも二度寝の姿勢に入ろうとする度にぶっ叩いてくるメイに根負けし顔を洗って目を覚ます
「やっぱ何百年も生きてたら朝弱くなんのよ。つまりこの時間まで寝るのは仕方ないってことなんだよね」
「同じくらい生きてる他の方々は8時には皆起きてましたよ」
「皆すげぇなぁー。んでその皆は何処に?」
「刀華様らとゴマちゃんはいつも通り隔離空間で戦ってますね」
「あいつらも飽きないなぁ…」
「ご主人様がそれを言います?」
「楽しいよね戦うのって」
2日に1回は俺も混ざって戦ってるからね。やっぱり適度に体は動かさないと鈍っちゃうし
「他は?」
「真菰様と晴様とルカ様とシロ様は4人で買い物にでかけられました」
「仲良いよねあの4人」
「仲良いですよねぇ…」
俺と居る時以外は基本その4人でつるんでる印象があるなぁあいつらは
「イクシオン様とミコト様はリリス様らとお茶会だそうです」
「ほんほん」
昔を知る身としてはこれだけ2人が仲良く出来てるのは感慨深いものがあるね
「天照様は月読様に仕事に連れていかれクトゥグアちゃんは二度寝かましてまだ寝てます」
「グア子も寝坊助だよなぁ…」
「クトゥグアちゃんもご主人様だけには言われたくないと思いますよ?」
悲しくなったので近くにあったもう既に生産が終了している人をダメにするソファに背を預ける
「今日何しよっかなぁ〜もう15時だけど」
「何をしますかね。ご主人様に従いますよ私は」
「お前も何か趣味見つけた方がいいって。後もっと仲良くしなよ他の妻たちとも」
「クトゥグアちゃんとはしっかり仲良いですよ」
「仲良くしてくれ他とも…」
こんだけ一緒に居んのにまだこいつ他の奴との間に壁作ってるからなぁ…先は長いね全く
「グア子も起こして3人で飯でも食べに行く?メイが食べたならカラオケとかでもいいし」
「私もまだご飯食べてないので行きましょうか3人で。その後カラオケ行きましょう」
「いい一日になりそうやな今日も」
200年前にカラオケ無くなりかけたけどやっぱりあった方が遊びの選択肢も増えるしいいよね
その後はグア子を叩き起し水をかけ目を覚まさしてから支度をして家を出る
「ひっどい目にあったんだけど…」
「おい大丈夫かグア子…誰にやられたんだ」
「リョーマ君にだけど!?」
「最低だな了真とか言うやつ」
「君だよ…」
適度にグア子を弄りつつメイとも話をしながら家を出る前に決めた目的地の店に到着する
「何が何だか分からないまま着いてきたは良いけど何この店」
「…?何って……蒸し春巻専用店だけど…」
「蒸し春巻専用店!?えっ他の商品は?」
「ここに一度行った晴ちゃん曰くまじで蒸し春巻しかないらしい」
「どんな店だよ」
いやほんとどんな店なんだろうな
「まぁ絶品ではあったそうですし楽しみですね」
「そうだなぁ…何食べようかなぁ」
「蒸し春巻一択だろこんなん」
「いやもしかしたら違う味があるかもしれないじゃん。蒸し春巻ストロベリー味とか」
「食べたい?それ」
「食べたくない」
「だろうな」
何も食欲そそられないよそんなクソ料理
店内に入り着席するとブォンと目の前にパネルが現れるのでピポパと適当に注文する
「お前ら何にした?」
「デラックス蒸し春巻」
「ジャンボ蒸し春巻」
「何それぇ…」
デラックス蒸し春巻って何だよ…そんで何でそれ頼むんだよグア子…いやジャンボ蒸し春巻も大概か
「ご主人様は?」
「アナザー蒸し春巻」
「なんですかそれ…」
何も想像出来ないからこそ頼みたくなっちゃったよね
待つこと1分ほどで頼んだ蒸し春巻たちが到着する
「おっきぃ…」
「そりゃジャンボだしな」
「何か高級感あるなこの蒸し春巻…」
「デラックスだしなぁ」
「リッチ蒸し春巻の間違いじゃないの?これ」
「何その成金蒸し春巻」
「…ご主人様のは蒸し春巻なんですか…?」
「わっかんねぇ…」
アナザー過ぎて蒸し春巻の原型留めてなくない?別の料理だよこれ普通に
味は美味しかったです
蒸し春巻を食べ終え3人でカラオケに向かう。人1人も居ないけど3人の方が数えやすいからね。仕方ないね
「やっぱりカラオケっていいよね〜この100年で何回行ったか分かんないよ」
「クトゥグアちゃん好きですよねカラオケ」
「うん!リョーマ君とメイちゃんたち除いたら1番好きだよ!」
「は?可愛すぎだろこいつ」
「可愛いですよねクトゥグアちゃん」
「可愛い」
「どっどしたのさ2人とも…///」
ひたすらグア子を愛でたあとは3時間ほどカラオケを楽しんでから家に帰る
「楽しかったですねぇ」
「楽しかったよなぁ」
「2人のデュエット息ピッタリで凄かったねーいや私とリョーマ君のデュエットも負けてないけどね!」
「ふふ…そうですね」
グア子と話してる時のメイ表情豊かだよなぁ…他の人と話す時もそうすりゃいいのに
家に帰ったあとは皆でトランプで5時間くらい遊んでから皆で固まって就寝した
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カァッ(新作設定固まったのにオレ○バトルにハマったせいで時間が取れなくて全く進まない…)
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