男子会withメイ

「おいっす、久しぶりハスター君」

「久しぶりだなリョーマ…ってなんでヨグもいやがんだ?今日男子会って話じゃなかったっけ」

「着いていきたいって聞かなくて…」

「えぇ…」

「バトラーとデストロイは?」

「もう少しかかるってよ。先なんか頼んどくか?」

「私ねぎま食べたいですねぎま」

「へいへい…」


今日は定期的に行っている男子会の日である。全てがまるーく収まったあの日からもう結構経ったが親交を深めようと企画したこの会ももう3桁回目くらいである


何故か今回はメイも参加しているが…まぁ誤差だね


そんな事を考えているとヨミくんから連絡が入ったので神界と今利用している個室の空間を繋ぐ


「よーっす久しぶりー」

「おー久しぶりだな月読」

「久しぶりハス…なんでメイさん居んの?」

「着いていきたいって言って無理やりリョーマに着いてきたらしい」

「なるほど…」


星型のサングラスをかけたヨミくんがハスター君と雑談に興じているのをさっき運ばれたねぎまをメイと食べながら見守る


「了真もお久」

「お久ーヨミくん…別に久しぶりって程でも無くない?」

「それはそうだな。ポンコツ迎えによくそっち行ってるし…ハスとはしっかり久しぶりだが」

「30年ぶりくらいだっけ?」

「20年とかじゃなかったか?」

「年取ると時間感覚曖昧になるよな」


そんなこんなで次から次へと焼き鳥を注文しながら遅れているバトラーとデストロイを待つ


「ご主人様これも美味しいですよすごく」

「アルティメットつくねリオンって何…?えっ…何?いやでも気になるぅ…ハスター君とヨミくん食べる?」

「「死ぬ程気になるし食べてぇ」」

「だよね」


ピッポッパッとパネルで注文しているとそう時間が経たずに頼んだアルティメットつくねリオンがテーブルに並ぶ


技術の進歩って凄いよなぁ…もはや店員とか要らねえんだもん


そんな事を思いながら届いたつくねリオンを3人で頬張っているとバトラーとデストロイが到着する


「すみません遅れてしまって…」

「申し訳ねぇだ…」

「いやいや全然大丈夫よ2人とも。とりあえず空いてる席座って一旦落ち着きな」

「了解です。ところで…」

「ん?」

「なんでメイ様がここに?」

「寂しいから参加したいんだって」

「なるほど…」


メイが心外ですみたいな目で俺を見てくるが俺を抱きしめながらのこの現状でよくそんな目出来るな…


「まぁ全員揃ったってことで乾杯すっか」

「お前ら何飲む?」

「私はハイボールで」

「おでもそれで」

「俺様は日本酒で」

「じゃあ俺このデンジャラスエタノールで」

「酒に対する冒涜だろそんなんもはや…」

「私もそれにします」

「冒涜的なやつ二人いたわ」


いや普通の酒の羅列にデンジャラスエタノールあったら流石に頼まん?この店は客の心を上手くくすぐってくれるね


1分と経たず頼んだお酒が届いたのでグラスを高くかかげてから皆で乾杯する


「んじゃかんぱーい!」

「「「「「かんぱーい!」」」」」


カランッ!といい音が個室に響いた


「結構久しぶりな開催になったけど前回からお前ら何かあった?」


いつもMC的なサムシングなアレをしてくれるヨミくんが話を回してくれる


「私とデストロイはいつも通りですね…いつも通りハスター様が動くまでもない程度の敵を倒して回ってます」

「いつも助かってるわマジで。お前らのおかげで割と自由に強い奴に対処出来るし」

「ハスはそれ以外で何かした?」

「いやぁ…何も?」

「なんでお前いつも歯切れ悪いんだ?いやまぁ言いたくねぇなら聞かねぇけどよ。了真は?」

「本当にいつも通りだな俺も…喧嘩も何もしないし妻たちと楽しく暮らしてるよ」

「羨ましいですねぇ…私もそろそろ同じ長命種の恋人が欲しくなりますよ…」

「まぁ最近自我持った長命種結構生まれてるしバトラーならワンチャンあるんじゃない?」


バトラー気遣いの達人だし一緒にいて安心出来るような奴だから出会えたらすぐだろ多分


「恋人ねぇ…」

「おっどうしたハス。お前も欲しいのか恋人」

「いやまぁそうだな欲しいなそろそろ。死ぬ程リョーマの惚気聞かされてる訳だし俺様ら」

「妻たちの可愛さをみんなに知って欲しくて」

「お前が惚気けまくるから知ってるよ大分」


まぁ男子会だと毎回のように惚気けてるしね

皆もそろそろ理解できるか俺の妻たちの魅力。狙うんだったら殺すけど


「あっそういえばハスター君」

「急にどうしたヨグ」


そんな事を思っていると俺を無言で抱きしめていたメイが急に口を開く


のニャルちゃんとはどうなんですか最近」

「ゴファアッ!」


ハスター君が飲んでいた日本酒を盛大に吹き出す。ふむハスター君の恋人…恋人!?


「おまっヨグ、秘密にしろって…」

「すみません私最近物覚えが悪くて…」

「てめっ」

「おいおいおいおいどういう事なんだよハス!お前恋人居たのかよ!」

「ヘイヘイヘイ聞かせてくれよハスター君!」

「私も気になります!ハスター様!」

「おでも気になるだ」

「うっぜぇこいつら…」


大昔に流行った反省を促すダンスを踊りながらハスター君の恋人についての話を聞く


「ってニャルってニャルラトホテプのこと?刀華に分体諸共ぶった切られてなかったっけ」

「いや…あぁ…えと…」

「もう隠してたって仕方ないですしそろそろ言って祝福してもらいましょうよハスター君」

「ヨグ貴様ァ…!」


ブチ切れつつもハスター君が話してくれた内容を纏めてみると、ハスター君は俺らが未来に戻るまでニャルラトホテプと激闘を繰り広げていたらしく、その過程で分体の1人と段々と仲良くなっていったため、刀華にその人だけ殺さないように頼んでいたらしい


分体との出会いや仲良くなった経緯なども語られたが甘酸っぱすぎて語ることが出来ない。想像で補完してくれ


「おいおいなんで内緒にしてたんだよハスー!なっはっはっは!」

「こうなるから嫌だったんだよクソ共…!」


ハスター君が酒に酔った男4人女1人に死ぬ程いじられまくっているといつの間にか夜も深け解散予定時間となる


「ん?ありゃもうこんな時間か…俺そろそろ業務戻るから帰るわ」

「じゃあなクソ野郎」

「まだキレてんのかよハス〜」

「5時間いじられたらこうもなるだろ…」

「その通りなんだが当事者に言われるのは腹立つなぁリョーマァ…」

「ごめんちゃい」


だって楽しいじゃん恋バナ


そんなこんなで少し雑談してバトラーもデストロイも帰り最後にハスター君も帰ったので

メイと一緒に帰路に着く


「いやぁー楽しかったなぁ男子会(?)」

「楽しかったですねぇ…ご飯も美味しかったですし」

「ユニークな名前のやつ全部食ったけどひとつ除いて全部当たりだったな」

「焼き鳥雑巾味なんて頼む方が悪いのでは?」

「それはそう」


心地よい夜風に吹かれながら皆が待つ家へと帰る


「まだ皆起きてっかね」

「健康優良児代表のミコト様とシロ様は寝てるとして他の方は起きてらっしゃると思いますよ」

「帰ったらUN○やろうぜUN○」

「良いですね。負けませんよご主人様。服全部剥ぎ取ってやりますよ」

「なんで脱衣UN○前提なんだよ」


結局家に帰ってからは起きていた皆とUN○やったり遊戯○したりしながら楽しい楽しい一日は終わりを告げた


────────────────────

カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)

カァッ(新作が固まるまでの繋ぎ投稿ですん。今の所二三人除いて全員イカれてるので楽しみにしておいて下さい)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る