第69話 再会②
「イクシオンと真菰らはどうなってる?」
「イクシオン様は明日合流予定ですね。真菰様は…」
「真菰は今修行中だと思われる…デストロイを倒しはしたんだけどあまり活躍出来てなかったみたいで…明日会いに行ってあげて」
「イクシオンと真菰同じ場所おる?メイ」
「同じ場所に居ますよ」
「行くか明日」
はよう会いたいなぁアイツらと
「晴ちゃんとかは?」
「晴様も同じ場所で修行中ですね主に他の2人が大活躍だったみたいで」
「なるほ」
凄いな他2人…2人だっけ
「てかあんま俺のベッドで飛び跳ねんでくれ刀華。拙者も拙者もじゃないんだよゴマちゃんも」
「うげバレてた!」
「バレる訳ないってぇ〜wとか言ってたじゃないでござるか刀華さん!」
「何でバレないと思ったんだよ…」
テンション上がってんなアイツら大分…
「過去で手出した女はこれで全員なの…?」
「さっき話に出てたイクシオンともう1人…もう1神いるんだよね」
「魔法少女なの?そのイクシオンさんって。真菰さんと一緒に居るみたいだけど」
「魔法少女に力与えた神様やね」
「ダーリンの周り神多くない?」
「なんでだろうね」
その内の1人お前だけども
「その神様って呼べたりするの?パパ」
「ん?呼んでみる?多分呼べると思うよ」
「おっ何何天照ちゃん呼ぶの!?」
「天照とも…久しぶり…」
「風邪とか引いてないですかね…」
「知らない人について行ってないと良いんでござるが…」
「神様なんだよね?扱いが幼い子のそれなんだけど」
「ポンコツだからさ。うし、顕現せよ天照」
そう唱えると真正面の空間が揺らぎ背は高い中身幼女が俺の顔目掛けて飛び込んでくる
「ひっさしぶり了真!」
「ひひははははへへふんはひ?(良いから離れてくんない?)」
「あっ皆も久しぶり!170年頑張って仕事したよ!褒めて褒めてー!」
「ひへほ(聞けよ)」
全然離れんやつこいつ。息全く出来ないんだけど
「天照ちゃんが…仕事…!?」
「やっぱり風邪を…」
「洗脳でもされたでござるか?」
「この…信用のなさ…!私だってやる時はやるもん!偶に月読に手伝ってもらったけど!」
まぁそれでも仕事したのは偉いよねうんうん
取り敢えず天照の頭を撫でてみる
「うえへへへ久しぶりだと幸福感が違うねぇ…」
喜んでる天照を引き離してからその辺に置く。すまん今俺正面にはお姫様抱っこしてるメイ居て背中にはしがみついてるルカとシロが居るからさ…
「席が埋まってる…じゃあいいや創華さんに抱きつこ」
「ふふふ…よしよし」
「お母さーん!」
創華凄いな母性に溢れまくってる。天照に死ぬ程懐かれてるし幼い子に懐かれる素質があるなありゃ…シロもすぐに懐きそう(失礼)
その後も皆でワイワイガヤガヤ喋っていると家のドアが開きおじさんが帰ってきた音がする
「おっおじさん帰ってきたか…おじさんに俺のことなんて言ったん?そういや」
「自分探しの旅に行ってる…と、学校の方には意識不明の重体だと伝えておきました」
「なんで?バレん?」
「おじさんを言いくるめたので」
「おじさぁん…」
じゃあちょっとおじさんの方まで行…
「何でまだしがみついてんだルカにシロ」
「ついでだしここで妻ですって紹介しようと」
「ずっと家でお世話になってるから知ってるしおじさんは私たちのこと」
「ルカはまぁいいとして知ってんのかおじさん」
「了真がこんなに人に好かれるように…今夜は寿司だな!寿司!って寿司振舞ってくれたりもしたよ」
「んじゃいいか行くぞお前ら」
「おー」
「GOGO!」
シロもこんなに成長して…遠慮が欠片も見られなくなったしルカともメイとも真菰とも仲良くなったんやろなぁ
下の階へ降りていき水を飲んで寛いでいたおじさんに声をかける
「お帰りーおじさん」
「おうただいま了…了真!?なんだお前帰ってきたのか!」
「長い旅だったよ本当に」
「元気ならそれでいいんだよそれで今度話聞かせてくれよ。今は嬢ちゃんらと沢山話してやりな」
「ありがとおじさん」
「おう!今夜は寿司だな!」
「おじさん寿司好きすぎない?」
しかし俺も寿司は大好きである。夜が楽しみだね
おじさんと話をしてから上へと登り自分の部屋に戻る
「あっごっご主人様!?たっ助けてください!」
「…何してんの?」
扉を開けると刀華と刀堕とゴマちゃんにもみくちゃにされてるメイの姿があった
「170年も会えなかったんだよ!?これはスキンシップを激しく取るしかないでしょ!」
「そんな訳で…抱きついて撫で回してる…」
「メイさん髪サラサラでござるなぁ〜」
「助けてくださいぃぃぃ」
南無南無
その様子を尻目に見ながら創華と未だに創華に抱きついていた天照と雑談をする
この後めちゃくちゃメイに拗ねられたのでバックハグをしながら頭を撫でて愛を囁き事なきを得た
皆にも愛を囁く事になったけど無問題である。真菰とイクシオンにも明日言おう
その後は寿司をメイとルカとシロとおじさんと食べた。美味しかった
バレんように隔離空間に入ってもらってた刀華らとゴマちゃん用にご飯を買ってからメイからハスター君からの報告関連の話を聞く
天照はご飯の前に帰った。須佐之男君が作ってくれるらしい。料理出来たんだ須佐之男君
「じゃあハスター君からの報告しますね」
「ういよろしく」
未だに背にしがみついているルカとシロも引っさげながら話を聞く
「えぇまずクトゥルフが死に、アザトースも死にました」
「待って?」
一年の間にアザトースが生まれて死ぬことある???
「詳しく話すとクトゥルフは新たに生まれたダゴンたちを操り地上に侵略してきたので私とハスター君とルカ様とシロ様で討伐しました」
「そん時のルカとシロがどんだけ強いか分からんけど神格1に神格2ならまぁ行けるか」
「私結構活躍したんだよパパ!回復魔法で皆治して強化魔法で皆を強化したりしたんだよ!」
「私もダゴンまでならその時の時点で余裕だったからかなり活躍した…褒めて欲しい」
「偉いな2人とも、よく頑張ったな」
「ふふふへへ」
「ぬへへ」
強化魔法かぁ…多分ゴマちゃんが使えたしメイ経緯で覚えたのかな…強化された神格2はクトゥルフ君には荷が重かったみたいですね
「クトゥルフは分かったけどアザトースは何があったん?」
「アザトースは寝てるイメージが結構強いじゃないですか」
「起きたら世界が壊れるみたいに言われてること多いよね」
「見つけた時寝てたのでルカ様が食べて消化しちゃったんですよね」
「マジかよ」
「ハスター君も私も空いた口が塞がりませんでしたよ」
「そりゃな」
俺も多分顎外れるくらい驚くわ
「美味しかったよ結構」
「えぇ…」
「まぁそれで進化して不定神になったんですよねルカ様は」
「なるほどねぇ…他は?ニャルラトホテプは確定として他増えた?」
「基本今全部の神格居るんですけど表立って何かしない限り手が出せないんですよね…何かしたら天照様経由で世界の容量を一時的に上げて倒しに行けるんですが…」
力出しすぎると二次被害の方が甚大になっちゃうからね
「まぁニャルラトホテプは死ぬ程刀華と刀堕と相性が悪いから2人に任せるか」
「あまり力出してない魂魄連鎖斬で余裕で倒せますからね恐らく」
「明日イクシオンたちに会いに行く時頼んどいてええかね」
「伝えときますね」
「助かる」
分身体全部纏めて攻撃出来るのやっぱ可笑しいよなぁ…この技使わないようにしないとゴマちゃんがほぼほぼ勝てなくなるし。強みのほとんどを潰されてもたまに勝つあたりゴマちゃんもイカれてるけど
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カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
カァッ(強化魔法を覚えて無限強化編に入ったゴマちゃんは刀華ら三人衆との戦績がほぼ五分五分にまで至ってます。凄いね。ルカも同じくらいの強さで、魔装重ねがけした状態の主人公君が頭抜けて強いって感じです)
カァッ(その後に須佐之男、月読、神格と続きミコト、イクシオン、シロと来た後に魔法少女4人、ユダを除く幹部連中、ユダと続き最下層に天照が居ます)
カァッ(ちなみに天照はショゴス辺りにも勝てません)
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