第48話 やべぇメェドと一線を超えすぎたアホ
これもっと色んなこと出来るようにならねぇかなー
例えばこう特定の人だけに声届けたり…みたいな
まぁやってみるのが一番か
『聞こえるー?』
「…?聞こえてますがどうかしたんですか?」
「えっリョーマ何か言ってる?」
「私たちは何も聞こえないんですけど…」
「どう言う…」
うし出来てるっぽいな
『特定の人だけに声届けれるっぽいわ』
「何でそんな事出来るんです?」
『なんでだろうね』
でももっと何か出来るはずなんだよ
パスを繋ぐ…パスを…シロ…よし
『ちょっと耳栓回収していい?』
「?どうぞ」
「ほい」
「返します」
えーっと耳栓と俺の魂をパスで繋いで…いやそしたら耳栓へのダメージ全部俺に来る可能性出るな
脳と繋ぐか
お面の下部分を無くして声を出す
「おっけ出来たっぽいから返すわ」
皆が耳栓を装着したのを確認してからお面の下部分を再生させ喋り始める
『多分これで強く伝えようと思ったら俺に念話送れるようになったと思うけどどんな感じ?』
(えっマジですか?)
『おっ聞こえる聞こえる』
(いぇーい!)
(これで良いのかな)
『おー出来てるっぽいな。何でこんなこと出来るのかは分からんけどまぁええやろ』
謎技術がどんどん増えていくよォー!
(心の声ってご主人様以外には聞こえないんですか?)
(あの)
『おー多分聞こえんと思う』
(本当ですか!?)
(えちょ)
『なんでそんな元気なん?』
てかイクシオンが師匠に何か吹き込まれてるけど大丈夫かなあれ
何かあったんかな
(ご主人様ー♡)
『えっ何どした?』
とりあえずメイだけに声が聞こえるようにしてメイと話を始める
語尾に♡ついてそうな声色なのに無表情なん面白いな
てか何で心の声フルボイスなんだよ!
(ご主人様ー♡今日の夜どうですかー?♡)
『あぁ…もう一月たってるもんなぁ…』
(我慢出来ないですよ私!今夜はイベント何も起きないんで2人が寝たら1発やりましょうよ1発!)
『言い方やだなぁ…』
(えっじゃあセック)
『その方が嫌やな』
(やーりましょーよー♡)
『んぐぅええぇ…』
(今更清純ぶんないで下さいよご主人様〜♡自分の感情に正直になりましょ〜♡)
『分かったよ…てか何お前心の声全部♡ついとらん?』
(抑えられないんですよね…この心♡)
『そんな好かれることしとらんやろ俺…』
(えっそんなん支配で…)
『つけてねぇよそんな支配!』
やめてくんない???
疑われちゃうじゃん俺の心
(それよりぃ…)
『ん?』
(これで遠慮なくご主人様に私の愛を伝えられますね!)
『…え?』
ん?
(イクシオン様や刀華様がいらっしゃるとやはり遠慮してしまうものがあったもので…)
『遠…慮…?』
(なんですか?)
『いやなんでもないっす』
(これで遠慮なく私の心を解放出来ます!やはりまず何と言ってもご主人様の魅力は心ですね!その心に私は未来含め何度も何度も救われて救われる度に体が火照って火照って仕方が無くて…それにどんどんどんどん魅力も上がって行って強くてかっこよくて美しくて…それにあっちの方も上手くて毎回毎回私の心を満たしてくれるし話してて楽しいしこんな私を受け入れてくれるし…仲間外れにしないように気遣ってくださるし甘えさせてくれるし私を大切に思ってくれてることが節々から伝わってくるしそれにそれに…)
『そろそろやめない?』
(なんでですか!)
『なんでその熱量で反論出来るん…?』
恥ずかしいから辞めてくれない?
(あの…)
(…………ご主人様?)
全員に声を聞こえるようにして言う
『ごめん心の声の設定ミスってたかもしれん』
(ご主人様〜?)
目が全然笑ってない笑顔でメイがこっちに近付いてくる
しっかりぶん殴られました丸
この後しっかり設定変えて心の声は俺だけに聞こえるようにしときました
「恥ずかしい…」
「ごめんね?言おうと思ったんだけど刀華に止められて…」
「だって面白そうだったもん」
吹き込まれてたっぽいのそれかぁ
「別に遠慮しなくて良いのに」
「メイドには隠さなければならぬ本心と言うものが…」
『別にそんなん強制してないんだけどどっから出てんねんそのメイドの心得』
「心…ですかね」
『かっこついてないぞ』
「先月2人で抜け出してたのそんな事してたからなんだね」
「蒸し返さないでください刀華様」
「まぁちょくちょくしてたもんね…」
『イクシオンちょくちょく見てたもんな』
「……バレてた?」
『気配察知はお手の物なのさー』
物音も立ててたし流石に気付くよ
「そんな事してたのメイさん」
「えぇまぁ…はい」
「それって私もぉ…入れてもらえたりってぇ…」
「刀華!?」
「…ご主人様?」
『えっ振らないで俺に』
「ご主人様以外に誰に振ったら良いんですか」
『えー…いやぁでもこれ以上すると責任がぁ…皆幸せに出来る自信が無くなってぇ…えぇ…』
今だけでもルカとシロと真菰とメイが居てぇ…今のままでもクソカス野郎なのにこれ以上増えたら俺ぇ…どうしたらぁ…
「リョーマは私の事嫌い?」
…そう語る師匠は震えていて何処か怖がっている気配が漂っていた
…………うん
───6時間後
「おぉーまだ入ってる感覚がある…」
「私もですよ…てか何で私も???私って神なはずなんだけどな…」
「ノリノリだったじゃないですかイクシオン様も…てか私も神様ですからね」
「そういやそうだったね」
やっちまったなぁ…うん
責任は取るんで!
「リョーマ凄かったね本当に」
「無尽蔵でしたよね」
「恥ずかしかったなぁ///」
『やめてくださる?』
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カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
カァッ(何でこんなことなったんや…悪の組織のメンバー誰も出んかったし…なんでや?今回の展開ダイスで決めたのがあかんかったんかな)
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