第20話 魔人の生態と目的と大いなる存在(複数)


生への渇望について

シラウオの踊り食いしたら良くね?とか海水飲んで大量のプランクトン摂取しようぜとか言う意見が出たんでSIZ5以上と言う条件を追加しました

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「もしもし?」

『もしもしマスター?昨日のうちに言うの忘れてた色んなこと話そうと思って電話したんだけど時間ある?』

「足元にいる猫が不機嫌そうだけど時間ならあるよ」

『猫飼ってるのねマスター』

「白くて可愛い猫飼ってるようん」

『ゴロゴロ音まで聞こえてくるし相当好かれてるのね羨ましい、羨ましいわ』

「猫好きなの?」

『昔は見なかったから新鮮さもあるけどやっぱり可愛い、可愛いのよ』

「昔?」

『そうそこから話すの忘れてたから話そうと思って』

「結構重要そうなのに何故忘れてたんですかね」

『痛みで興奮してたからよ』

「うーんこの」




『私たち魔人は昔別世界から来た別世界の住民なのよ』

「はいはい」

『昔は人を怪人にしたりして世界征服目指そうとしてたの』

「待てや」

『…?どしたのマスター』

「えっ何世界征服目指してたのかお前らの所」

『今は違うけどね』

「まぁ一旦話聞くか」

『そんなある日魔法少女を名乗る元気な少女と涙脆い幼女と狐のお面被った無口な青年とその少年に付き従う2mくらいのメイドと出会ったのよ』

「情報量凄いな」

『まぁその後なんだかんだあって戦うことになったのよ』

「はいはい」

『メイドと幼女は遠くで離れて見てたんだけど青年と少女がびっくりする程強くて。私たち結構な少数…全員で5人…だったんだけどその中でも別格の魔王様が少女にボコボコにされて私たちは青年にボコボコにされたわ』

「つっよ」


今と力違ったとしてもリリスと同格のやつを4人ボコボコに…?それより別格な魔王様とやらをボコボコにしたのもヤバいなそいつら


『その時かしらね…痛みに興奮するようになったのは』

「要らねぇんだよその情報は」

『まぁなんやかんやあって仲良くなって世界征服やめて仲違いして最後に私たちが封印されたって訳ね』

「大分端折ったなおい」

『仲違いの原因は十中八九ユダだったんでしょうけどその時の私たちは完全に操られてたからね…疑問に思うことも無く戦って…封印されたわ』

「最悪だなユダ」

『まぁあいつは今ものうのうと生きてるからね…作戦が決行される時が楽しみね、楽しみだわ』

「目にもの見せたらんとなぁ…んで今のお前らの目的って結局何なんだ?」

『魔王様の復活よ』

「まぁ話の流れ的にそうだろうなぁ…」

『その為に人を怪人にしてるわけね。負の心のエネルギーが封印を破壊するのに必要なの』

「お前らはどうやって封印解けたん?」

『さぁ』

「さぁって…」

『気付いたら解けてたもの。知らないわ』

「謎やねぇ…てか何で魔法少女さんは封印したんやろな。扇動で思考歪められたら殺しそうなもんやけど」

『私たちって心の底から絶望しないと死ねないのよね』

「何そのシステム…じゃあお前あの時死ぬことは無かったんか」

『その特性無かったら3回は死んでたけどね』

「ごめんて」

『気持ちよかったから許すけど』

「許すなよ」







「あっ切る前に他の奴らの特徴だけ教えてくれない?」

『ユダは宗教の服?みたいなのを常に着てて…バトラーはずっと執事服着ててデストロイは4本腕でずっと上裸よ』

「把握」


変なのしかいねぇな

リリス含めて





────side晴


《と言う訳なんです》


「魔人さんたちの目的は魔王の復活…」

「絶望しないと死なねぇってマジかよ不利すぎるな」


《一応大きいダメージを与えれば力を大幅に削ぐことは出来ますが現実的では無いですね》


「……それ追い払った真菰の協力者ヤバくね?」

「ですね」

「確かに」

「彼そんなに強かったんですね…」


《すみません私たちの昔の負債を皆さんに背負わせる形になってしまって…》


「困った時は助け合いですよ神様!私たちに任せてください!」

「そっすよそんなに気に病まんでください。私らは皆納得して戦っとるんです」

「次は負けません」

「修行しないと…」


《皆さん…ありがとうございます…》


「じゃあ今から皆で修行しようよ!魔法の練度を高めて行こう!」

「今は大分力不足だからなぁ…私も頑張らないと…」

「ザクちゃんたちを2人同時に出せるようにしたいですねぇ」

「もっと強い技かぁ…」


魔法の練度高めて回復とかも出来るようになるぞー!

目指せ!勇者型魔法少女!


「あっそういえば神様!」


《何でしょうか》


「昔の仲間だった狐面の人とメイドさんはどんな人だったんですか?」


《そうですね………変な人たちでしたよ…もの凄く》


そう言って神様は少し笑ったような気がした













────同日深夜 海の底


「我らが神、クトゥルフ様が贄を求めておられる。贄を集めよ。人を、動物を、我らが神の贄とせよ。さすれば我らが神がこの星を沈めてくださるだろう」


周囲は異常な静けさに支配されている


「さぁ行け深きものどもよ。我もすぐに向かう。待っていてくだされ…クトゥルフ様」


光も届かぬ暗い暗い海の底で大量の何かが動き出した






───??????


「ふむ、ふむふむふむ…成程私はそのような存在に…」


「そして彼が私の………ふふっ…会うのが楽しみですね…」


「もう少しで向かいますから…待っていてくださいね…ご主人様…」


何処かの時空の何処かの場所で何かがそう呟いた










───???


「何だーここー?お父様の気配もしないし…これはあれかぁ?僕の時代が来た感じかぁ?」


「嫌な奴らの気配は感じるけど…楽しんで行くぞー!」


「LET'S!混沌!」


何処かの狭間で混沌が騒ぐ






───??


「あのクソ野郎目覚めやがったのか…別のクソ野郎も贄を求め始めたみてぇだし…傍迷惑な…」


「あー…何でまた俺様が人間のお守りなんざ……はぁ…取り敢えずニャルラトホテプからどうにかしに行くか…」


「クトゥルフの方は誰かやってくれるだろ多分。派手に動けばそれだけリスクがあるしなぁ…にしても俺様が人類の守護神って何の冗談だ畜生。人間ってのは分かんねぇな」


何処かの荒野で王がそう呟く
















<やっばぁ……>


────────────────────

カァッ(祝!20話!)

カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)

カァッ(風呂敷広げまくってるけどちゃんと完結出来るかな…)

カァッ(こいつらはこんな性格じゃないだろと思ってる皆さん。こいつらは史実とは違う存在で色んな人の解釈や思いが混ざりあって生まれた存在なのでクレームは受け付けません)

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